ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

受験生のみんな、親御さんたち、頑張ってください!! 終わらない受験はない!!成長しない子もいない!!~

ADHDグレーは珍しいことではない

 

下の娘が小1になりまして、先日初めての授業参観に

行ってきました😊

 

 

根っから真面目で責任感の強い小1の娘は、

先生の話をしっかり聞いて、

なんともお利口に座っていました。

そんな娘の姿を見ると、

息子が小1だった時の落ち着かなさとつい比べてしまい、

こんなにも違うものなのだなと思ってしまったのが

正直なところ。

(もちろん誰にも言いませんけど) 

 

 

 

で、そんな娘のクラスにも、

やっぱり、当時の息子のように落ち着きのない子、

結構いました!

確実に、クラス29人中3人はいたかな。

後ろを振り返って、後ろの子にちょっかいを出す子。

机に突っ伏して先生の言うことをほぼ聞いていない子。

もう一人の子は、先生の指示を聞き逃してついていけていない様子。

で、不思議なことに、全部、男の子でした。

ADHDのことが広く認知されるようになった昨今、

クラスの2~3%はADHDの傾向のある子がいる

という新聞記事を読んだことがあります。

娘のクラスに当てはめて計算すると、

29人分の3人だから、

およそ10%の子がそんな傾向があるってことかな?

なかなかな割合ですね。

 

 

 

で、昔と明らかに違ったのは、

「スクールアシスタント」という名札をつけた、

年配の先生が各教室をまわっていたこと。

これは、各自治体で異なるのだと思いますが、

担任の先生だけではどうしてもクラス全員に目が行き届かないことを

想定してか、そうした年配の先生が、

教室をまわって、

落ち着きのない子の姿勢を正したり、

書き取りをみてあげたり、一人一人に対応しているのが

大変印象的でした。

学校側も、こういう子供達がいることを想定して

準備してくださっているんだな、って感心しました。

 

 

 

で、そんな落ち着きのない子供のお母さんは、

なんとなく不安げな、

なんとなく腹を立てたような様子でいたように思います。

そう、まさに、

息子が小1当時の私と同じ顔をしていました(´;ω;`)

 

 

 

成長しない子供はいない 

娘の授業参観の話を持ち出して、

私が何が言いたいかというと、

とはいえ、お母さん、大丈夫ですよ、ってこと。

どんな子供でも成長しない子はいないのだけど、

それは、ADHDの子も、ADHDグレーの子も同じ。

必ず、必ず、成長するんです。

他の子に比べてゆっくりだけど、

他の子に比べて幼いけど、

他の人に一杯迷惑かけたり、

お母さんも必要以上にやきもきしたりするけど、

必ず成長しますから、ってこと。

息子も、思えば、本当に徐々にですが、

ADHDの傾向は少しずつ減っていきました。

 

 

息子の小学校生活での変化

 

私が息子の授業参観に出席していた時の息子の変化はこちら ⇓

 

小1の頃→他の子が指されているのに、自分が勝手に答える。

    大体が上の空な様子。

小2の頃→学級崩壊していて、一緒に騒ぐ。

     教室を立ち歩くことはないが、座席では、

     筆箱をいじったりソワソワしたり、

     とにかく落ち着かない様子。

小3、小4の頃→爪を噛んだり、

       筆箱をいじって授業に集中していない様子ではあったが、

       勝手に発言することはなくなった。

       一方、なぜか「一番」になることにこだわり、

       教室を移動するときに一番に飛び出し走り出したりと、

       担任の先生に注意を受ける。

小5→爪を噛んではいるが、落ち着いた様子。

   普通に授業を受けている。

小6→相変わらず爪は時々噛むけど、終始笑顔で楽しそう。

   周りと上手にコミュニケーションをとりながら

   授業を受けている。

 

 

このように、息子自身も、ちゃんと成長してくれました。

小6の時には、通塾のおかげで、

算数が苦手な子に勉強を教えてあげたりもしていたそうで、

それは、かなり息子の自信につながったようです。

 

 

中学生になった息子の今

そして、今、念願の第一志望校である中学校に

通っている息子の様子。

息子自身で、

忘れ物をしないように注意している様子です。

また、ブツブツ文句を言いながらも、

学校から帰ると、真面目に宿題に取り組んでいます。

 

 

私が、何も言わなくても、そうしているのです。

それが、必要だと理解して、やっています。

本当に、感動です。

偉いな、すごいな、って、我が子ながら感心します。

 

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小児心理の先生も大丈夫と言っていた

小4の時に通っていた小児心理の先生が、

「子供は必ず成長します。

ADHD傾向のお子さんも、

中学生になったら、大体の子は、

あら、あんなに心配していたのは何だったのかしらって、

みなさんそうおっしゃいますから。」

と、おっしゃっていたのを思い出します。

その当時は、「先生、本当ですか!?」と

前のめりになっていましたが、うん、本当です。

 

 

 

とはいえ、息子はまだまだ忘れっぽかったり、

指示を聞き逃したりはしょっちゅうで

(私の指示だから??)、

朝の支度もまだ張り紙を見ながらモタモタ行動していますが、

それは、許容範囲なのではないかなと思います。

 

 

 

ここまで成長したのは、

息子自身の努力と成長が一番ではありますが、

小学校の先生が、いつも息子にあたたかく接してくださったこと

(小学校の先生には過去の経緯を全て正直にお話ししていました)、

周りに穏やかなお友達が多かったこと、

低学年のうちは、小児科の先生のアドバイスを受けることができたこと、

私も、主人も、

息子をなんとか自立した人に育てようと努力したことなど、

いろいろな要因があります。

それを思うと、周りの方々に感謝の気持ちしかないのですが、

 

 

息子が小学生だった頃は、ただただ不安で、

この子は、

一体私がいなくなったら生きていけるのだろうか、

一生人に迷惑をかけて生きていくのだろうかなんて、

大げさでなく、

本当に悲劇的な思いにとらわれていました。

 

 

 

 

ましてや、受験期間中は、

更に神経質にものごとを考えがちで、

もっともっと深刻に考えては

落ち込んでいたなと思います。

 

 

でも、でもです!

お子さんのADHDやADHDグレーで悩まれている

受験生の親御さん、

どうぞ安心してください。

必ず、お子さんは成長しますし、

それを感じられる日はきます。

だから、どうぞ息子さんの成長を信じて、

愛情をかけてあげてほしいです。

そして、愛情を、どうぞ、

きちんと伝えてあげてほしいです。

 

 

 

特に息子が6年生の1年間は、

お子さんと同じように、親御さんも本当に忙しいと思います。

ゆっくり休む時間もなかなかないと思います。

当然私も、

メークをする気力もオシャレする気力もわきませんでした。

365日のうち、360日はユニクロのスエットでした。

料理も、家事もおっくうで面倒で、

いつもイライラしていたなと思います。

 

 

 

でも、今、息子が中学校に通うようになって、

もちろん完全手放しではないけれど、

おかげ様で心の余裕がうまれ、

きちんとメークしようとか、

明るい色の服を着ようかなとか、

ちょっとお花でも飾っちゃおうかなとか、

明らかな心のゆとりを感じます。

 

 

 

そう、受験は、永遠には続かない!

受験生のみんな、受験生の親御さんたち、

大変なのは、今だからです!

大丈夫、必ず受験は、終わります。

受験がゴールじゃないけど、

子育ての悩みは尽きないけれど、

受験期間という特殊な、

息のつまるような思いは、

必ずなくなる時がきます!

だから、改めて、エールを送りたい!

あと1年弱、どうぞ、頑張ってほしいな、って。

 

 

・・・と、我が家のケースだけでは、

まり説得力がないかもしれないけど、

私みたいな心底心配性の母が実感しているのですから、

小児心理の医師もそう言っていたのですから、

どうぞ、お子さんを信じて、しばし、頑張ってほしいです!!

 

 

とはいえ、放っておいていいとか、

手放しにしておいても

大丈夫とか、そういうことではないですよ、やっぱり!

それなりの対処や、チェックとか、フォローは、

絶対絶対必要ですからね!

それは、どうぞ、

他の記事を読んで少しでも参考にして

いただけたら嬉しいです😊

 

 

 

学校生活ではほぼ順調に成長していった息子ですが、

受験期間中、特に6年生の時にうちの息子が塾で

おこしてしまった問題については、

追々具体的にお話ししていこうかなと思います。

 

 

私の話が、少しでもみなさんのお役に立てば、との願いを込めて!