やるべきことが一目でわかることが大事
前回のブログでは、
お子さんのために親ができることとして、
毎日、お子さんがすぐ勉強できる準備を整えておくこと、
とお話ししました。
私がADHDグレーの息子のためにやっていたもう一つの
習慣、それは。
塾に行く時、「TODOメモ」を渡す。
ということです。
ちなみに、「TO DO メモ」とは、「やるべきことのメモ」
という意味です。
このメモには、こんなことを箇条書きで書きました。
- 質問があれば、「算数 カリテ 質問3個/国語 栄冠〇〇ページ」
- 渡すプリントがあれば「〇〇提出」
- 塾のスタッフに確認してきてほしいことがあれば「○○について確認」
など。
とにかく、その日塾でやってくるべきことを、
メモに書いて渡しました。
前回のブログでも強調したとおり、
私は、小学校のことに関してだけは、
持ち物や提出物の準備をしてあげる、
なんてことはしませんでした。
そこは、必要最低限、自分で責任をもってやってほしかったから。
息子が失敗してでも、そこは譲れないと思って見守りました。
実際、息子は、小学校の準備については、
「これはお母さんが手伝わないんだ」
と自覚しているおかげで、
毎朝結構丁寧に確認していました。
ただ、塾についてだけは、別と割り切りました。
だって、塾に行っていると、
日々本当にいろいろなプリントを持ち帰り、
毎日新しいことを習ってきて、
さあ、次は別のイベントがあって、
先生から生徒には次々新しい指示やら課題があって。。。
と、本当に目が回るような忙しさ。
これを、日々の学校生活に組み込んで、
更に忘れ物をしないようにしようとか、
先生にあれを伝えてこれを渡して、
って、それを子供が忘れずにこなすのは
相当厳しいことです。
ADHDの子には、視覚に訴えるのが一番
で、こちらも、口頭で伝えたことを忘れられたりすると、
余計なことでイライラしたりする。
そこで、一目見てすぐわかるメモを導入したわけです。
それは、ADHDの特性にも合致した方法です。
(視覚からの情報が伝わりやすい、という特性)
どうしても、注意力散漫で、
しまったものを探したりするのが苦手な息子。
いろいろなことを忘れがちな息子。
言われた指示を忘れがちで、
そのせいで、何度も注意されたり、
みんなから低くみられてしまうこともある息子。
そんな特徴も少しずつ改善していかなければ
いけない特徴だということは重々認識していましたが、
前述のとおり、塾はとにかく忙しい。
勉強に集中してほしい塾で、
「また忘れたの?」
な状況をできるだけなくすことで、
自尊心を失わないで勉強を続けてほしいと思い、
また、私の余計なイライラもなくしたくて
続けた日々の習慣でした。
このメモを渡すタイミングも結構大事で、
私は塾に行く直前に渡していました。
塾のある日は、息子が小学校が終わる時間に近くで
車で待機し、最寄りの駅まで送り届けていました。
(自宅⇒学校⇒駅が結構な距離があったため、
一旦自宅に帰っていると塾に間に合わないから)
ので、このメモは、学校帰りの車の中で渡しました。
ただメモを渡すだけでなく、
「今日は〇〇と、〇〇の確認があるからね」
と口頭でも確認しながら渡しました。
質問する箇所もわかりやすく
ちなみに、各教科の先生への質問は、
6年生になると結構な頻度で出てきます。
というのも、ほぼ毎週毎週テストがあるため、
そのテストの結果をみて、振り返りをして、
それでもわからないところ、
どうしてバツだったのかを
質問することが大変重要だからです。
各テストのチェックの仕方と
テスト結果の活用方法については、
後日別ブログでじっくり
お話ししようと思っているのですが。。。
子供が先生に質問するべきページや、
場所は、どうぞわかりやすくしましょう。
私は、メモには、
「算数 カリテ 質問3個」とか
「社会 栄冠53ページ3⃣」とか書いておいて、
質問すべきページにはポストイットを貼って
すぐ開けるようにしておきました。
ポストイットに「質問」と大きく書いて。
これも、時短のため。
質問って、どこだっけー?
と息子がモタモタしていたら、先生もイライラするし、
時間がもったいない。
このポストイット作戦、
質問した内容をこのポストイットに
書くことができるというメリットもありました。
で、質問してきた内容をそのままそのページに張り付けておくと、
その後の財産になる、という仕組み。
ので、張り付けるポストイットは、大きめのものをおススメします。
あ、ちなみに、一回質問した内容なのに、
またわからなくなって、再度質問しなければいけない、
ということが、子供には結構あります。
完全に理解するのって時間がかかることありますから。
そういう時のためにも、質問した内容を記録しておくって、
すごく大事なことだなって、それはすっごく思いました。
こんなに準備万端整えていても、
息子はメモ自体をなくしちゃうとか、
先生に渡すべき手紙をそのままどこかに
落としてきちゃう、とかもありました💦
それでも、このメモの存在のおかげで、
息子もやり忘れることが少なくなって、
私のイライラも少なくなって、、
やはりやっていてよかったことだと思ってます😊
メモ魔のわたし
ちなみに、私は自他ともに認める相当なメモ魔です。
毎日「TO DO メモ」を書かないことはありません。
メモを書く量もハンパなければ、
書くスピードも相当なものです。
このブログも、その記録の賜物です。
ここまで読んで、
「これって子供を甘やかしすぎなんじゃ」
と思われたかもしれませんが、
中学生になった息子は、そんな私を見てか、
メモの大事さを理解してくれています。
つまり、メモをとると、忘れないから便利だ!
ということがわかってくれているようです。
ので、息子は中学校に小さいメモパッドをもっていってます。
そして、大事なことは結構メモしてきてくれるから、
これは私が手本を見せた、ということの
成功事例なのかな?
次回は、我が家が実践した、
子供が勉強する環境についてお話しします!