ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

夏休みに、親ができること その3(算数編)

 

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できないことがあっても、夏休み中なら間に合います!

夏休みに親ができること編、続きます!

今回は、算数の

「夏休み中に絶対やっておくべきこと」

をお伝えします!!

 

 

3.算数

 

とにかく、共通問題428問をやり倒そう!

一にも二にも、とにかく、

夏期講習テキストの共通問題428問が

完璧にできるようになることを、

目標にされたらいいと思います。

 

 

というのも、これは、

息子の算数の教科担当の先生にも

何度も念を押して言われたのですが、

夏期講習テキストの共通問題は、

大変汎用性の高い問題ばかりです。

簡単にいうと、

いろいろな入試で実際に出される

可能性が極めて高い問題ばかり、

ということです。

 

 

これは、私も息子の志望校の過去問を

見比べながら実際にチェックしたのですが、

本当に実際過去問として出題されている問題が

非常に多かったです。

また、結論から言うと、

この共通問題を、受験の間際まで、

最後の最後まであきらめずに解き続けた結果が、

受験校全合格の結果を生んでくれた

とさえ思っています。

それくらい、共通問題は、重要です。

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切り離してボロボロの共通問題。キンコーズでの製本をおススメします💦

 

とにかく、繰り返す。できるまで
 

 

算数の先生のおっしゃった言葉を信じて、

息子は、夏期講習がスタートしてから受験当日まで、

嘘でなく、この共通問題を、

5回くらい繰り返したと思います。

不正解を繰り返した問題は、10回以上やったものも多数。

なぜなら、それくらい繰り返さないと、

できるようにならなかったからです。

それくらい、

息子には、いわゆる「抜け」の部分が多かったのです。

 

 

 

共通問題をやりはじめの頃は、

なんとなく順調に見えました。

でも、ある日、おかしいと思ったのです。

なんだか、順調すぎるって。

で、ばれましたよ、答えをうつしてることが。

あろうことか、塾で自習すると言っていた日に、

ななんと、塾で答えを借りて、

それを写していたのです。

息子としては、本当に大変だったのでしょうが、

アホの極みです。

*「子供が丸付けをごまかす、答え合わせをごまかす問題」

についての記事はこちら

その1⇒

その2⇒

その3⇒

その4⇒

 

 

 

 

で、そこからやり直し。

ひたすら、やり直し。

3回目くらいから、できなかった問題だけをやり直し。

4回目、5回目、6回目。。。

面白いくらいに、何度やっても、

あれ?わからない!

あれ?どうやるんだっけ?

という状態が続きに続いて。

「なんでこんなに繰り返しているのに

できるようにならないのか、

不思議に思いました。

 

 

・・・が、よくよく考えたら、

問題数400問。

確かに、すごいボリュームではありました。

つまり、しっかり理解ができていなければできない問題だから、

それだけ、息子の理解が足りていなかったということでしょう。

 

 

 

夏期講習後の、後期のカリテがまた難しくて、

とにかく点数がとれなくて。

下手したら算数では20点くらいしかとれないこともあって。

本当に心から不安になって。

後期が始まってから、何度も何度も、

算数の先生に相談に行きましたが、帰ってくる答えは同じ。

「夏季講習の共通問題を、

できるようになってください」

 

 

 

だから、後期日程の合間、テストの合間、

冬季講習の合間、ただただひたすら、

不安になったら、

共通問題のできなかった問題をやり直し続けました。

そんなわけで、繰り返すこと5回。

出来ない問題は、10回以上。

 

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数回やってもできなかった問題を、書き出して、記録しました

共通問題を攻略すれば、合格のための基礎固めができる!

 

さきほども結論で申しあげましたが、

このやり方は間違いではありませんでした。                                                                                                                                         

 

このやり方で、

息子は偏差値58の学校も合格したのですから。

つまり、最後の最後まで、できない問題、

わからなかい問題をあきらめずに攻略し続けた、

という結果以外の何者でもないと思います。

 

 

 

算数は、合否を決めます。一問一問の配点も大きく、

差がつきやすい。

事実そうだと思いました。

だから、算数は、あきらめてほしくない。

算数は、あきらめるべきではない。

そのためには、共通問題400問は、擦り切れるまで、やる。

やると、決めてください。

腹を、くくって、やり続けてください!

そうすれば、ゆるぎない自信が身につきます。

 

 

 

で、共通問題は、途中からその重要性に気付き、

分厚い夏期講習テキストから切り離して

ホチキスで留めたたのですが、

結果無残にもボロボロになってしまいました。

今思うと、こんなにやりこむのであれば、

キンコーズで製本してあげれば

良かったなと思ってます。

 

 

 

ということで、授業では、コース別問題を解くことが中心で、

共通問題は家庭学習の課題でした。

もちろん、時間に余裕があれば、

コース別問題でできなかった問題だけ

家で解きなおしたりはしましたが、

とにかく、基本は、共通問題。

欲張らず、焦らず、共通問題に手を出し続けました。

 

 

 

共通問題は、何度も何度もやっていると、

できなかった問題がどれだったのかわかりにくくなりますので、

我が家ではきまったルールを作ってチェックし忘れのないように

していました。

1回目間違えた⇒〇をつける

2回目も間違えた⇒〇に矢印をつける

3回目も間違えた⇒☆をつける

4回目も間違えた⇒☆を黒く塗りつぶす

5回目、6回目も間違えた⇒黒星(★)の数をどんどん増やしていく

 

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このルールを守ったので、チェックが一杯ついている問題は、

とにかくスルーせずにやり続けました。

 

やり残し、やり漏れがないように、

徹底的にチェックしました。

 

 

弱点の単元については、本科テキストに戻ろう! 

 

ちなみに、さきほども、まずは基礎、

欲張らないでと言いましたが、

基礎固めをするからこそ大事なのは、

弱点強化!!

 

 

夏季講習の共通問題をやっていると、

「この単元、めちゃめちゃ苦手なのね」

と気づく単元が出てきます。

 

 

我が家は、弱点単元については、

6年生前期の「本科テキスト」

をやり直しました。

 

 

特に大事なのは、「考えよう」「深めよう」

をしっかり理解できているか、の確認です。

一見すると、この「考えよう」も「深めよう」

も、単なる例題のように見えます。

じゃあ、お子さんはこれら全てできるかどうか!?

きっと、できないでしょう!

いや、できないことが普通だと思ってください!!

 

 

ちなみに、算数の先生に聞いた話によると、

この「考えよう1」から「考えよう5」までは、

その後に出てくる練習問題(四角で囲まれている番号の問題のこと)

の、大体1~5に該当します。

そして、「深めよう」は、それ以降の6~の問題に該当します。

 

 

先生いわく、練習問題の1~7は絶対にスラスラ解けて、

更に、後半の8~15のうちの前半部分である、

8~11か12が解ければ、

カリテの共通問題は満点がとれるのだそうです。

でも、みなさん、カリテの共通問題、

お子さん、普通に、

間違えてませんでしたか??

うちも、考えよう1とか、考えよう2レベルの問題も、

しょっちゅう間違えてましたよ。

 

 

 

そこからもわかる通り、

「深めよう」、の問題は決して簡単な問題ではありません。

基本的だけど、過去のカリテでもよく出題された問題だし、

偏差値50台の中学校の過去問でも出題されているレベルの問題です。

(実際に過去問と照らし合わせてみて、深めようの問題は

バンバン出題されていました)

 

 

夏休みなら、間に合います!

 

そこで、夏季講習の「共通問題」をやらせてみて

弱点の単元がわかった段階で、

「本科テキスト」を引っ張り出してやらせてみました。

そして、「考えよう」「深めよう」でも、

解けない問題が本当に多くてビックリしました。

ビックリしたけど、夏休みで良かったと、

心から思いました。

 

 

ちなみに、9月に第一志望校の文化祭があり、

その時、そのこ生徒さんに話しかけて、

どんな勉強法をしたかを尋ねました。

すると、ある子は、

「塾では、過去問は10月までやるなと言われた。

それまで、ひたすら本科テキストをやるように

指示されました」とのこと。

それくらい、大事なんですね、本科テキスト!!

 

 

 

やる単元を決めたら、毎日の学習時間に組み込んで、

できなかった問題の番号は細かく記録

&チェックして、

こちらも、共通問題のやり直しと合わせて、

とにかく繰り返し繰り返しやらせました。

 

 

 

間に合わないかも、と焦る時もありましたが、

とにかく、応用問題には手を出さず、

「コース別問題」は、できなくてもいいと思い、

ひたすら、この「本科テキスト」のやり直しと、

「共通問題」の繰り返しを、ひたすらに続けました。

 

 

質問は、夏休み中にしてしまおう!いや、絶対質問しよう!

 

そして、ここが何より大事なポイント

だと思うのですが、

本科テキストに戻って解いても、

それでもわからない問題があったら、

先生に、必ず、質問に行かせること。

 

 

これは、テストの振り返りは親がフォローしよう、

の記事でも書いたことなのですが、

⇒コチラ

先生は、受験が近づくにつれて、

徐々に質問はあまり受け付けて

くれなくなります。

 

 

 

それはなぜかと言うと、

当然、受験本番は子供一人が戦う場所だから。

「わからないなら聞けばいい」

「わからないなら頼ればいい」

この考えでは、見たこともない受験本番の問題には

立ち向かえないわけで、

だから、先生方は、徐々に

「なんとしても自分で解いてごらん」

と促すようになるのです。

 

 

 

授業を真面目に聞いていなかったのも、

先生に教えられた通りの解き方を守っていないのも、

息子の責任。

とはいえ、そのままで受験本番を迎えるわけにはいきません。

 

 

 

授業を聞いていなかった恥も、

先生に教えられた方法が身について

いない恥もかなぐり捨てて、

まずは、質問に行かせることです。

わからない問題を、

そのままにしないことです。

なんとしても、解けるようにすることが

何より大事なのです。

 

教えてもらったら、解きなおし&記録を忘れずに

 

 

そして、大事なのは、先生に教えてもらって、

それでわかった気にならないこと!!

教えられたその場で「わかった」気持ちになっても、

帰宅して解いてみたら、

「わからない」「解けない」って、本当によくあることです。

 

 

 

なので、帰宅したら、

できるだけ時間をおかずに解きなおしをする。

先生に教えられた方法で、

とにかく、解いてみる。

そして、その記録(ノート)は、

絶対に捨てないことです。

 

 

子どもは、面白いくらい忘れます。

そして、一旦質問して、できたはずの、わかったはずの問題が、

また、数週間もしたら、できなくなる、わからなくなるのです。

だから、私は、先生に書いていただいたメモも、

息子が解きなおしした解き方も、

敢えて大きめのポストイットに書かせて、

それを問題の横に付けておきました。

そして、またわからなかったら、そこを見る。

だって、いずれ、教えてもらえなくなってしまうのですから。

 

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問題の横に、二つ折りにして貼っておいて。。。

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わからなかったら、教えてもらった内容を確認できるように!

 

そんなわけで、息子は、私に促され、

お尻を叩かれつつ、

ほぼ毎日質問に行っていた気がします。

まあ、それだけ、抜けが多かった、ということで、

先生には、本当に申し訳ないことでしたが。

 

 

算数についての、まとめ

 

ということで、受験の勝敗をわける算数についてのまとめ!

 

●夏季講習の共通問題は、擦り切れるまで、

できるようになるまでやろう

できないなら、受験の直前まで、やり続けよう

●弱点の単元が見つかったら、本科テキストをやり直そう

新しいテキストや、応用問は無視!ひたすら、基礎固めに注力!

必ず結果はついてきます!!

 

 

 

次回は、理科についてアドバイスいたします!