ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

受験当日リアルレポート① 2019年1月10日 開智中学校 一貫クラス

受験当日のことを思い出しながら、

息子の受験が終わってから、

まもなく1年がたつのだなと

感慨深い気持ちになってしまいました。

 

 

できるだけ、当日のことがよくわかるように、

詳しく様子をお伝えしたいと思います。 

 

受験直前のスケジュール

 

 

開智中学の受験までの予定は、

かなりタイトでした。

 

 

1月7日まで冬季講習。

8日の午前中は小学校の始業式⇒

夕方から日能研でファイナル256のテスト

9日は小学校の通常授業の後、日能研を休む

10日⇒受験本番

 

 

でした。

持ち物関係の準備は万端整えていましたが、

なにせ人生初の受験。

前日も、当日も、息子がどんな様子になるのか、

正直、全く予想できず、

内心ドキドキしていました。

 

 

受験日前夜

 

前日の9日の夕方からは、

以前の記事にも書いた通り、

受験当日の4科の順番や時間配分を申し合せたり、

持ち物を一緒に最終確認したりしました。

 

 

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こうしたメモを確認しながら、受験当日の心づもりをしてもらいました

そして、これはとても重要なこととして、

開智の入試対策説明会で聞いた情報を

息子に伝えること。

「こんな問題でたらいいね」と話しながら、

案外なごやかに過ぎました。

 

 

夕飯はかなり早めに済ませました。

日能研のアドバイス通り、いつもの食事で、

息子が好きそうなものにしました。

もちろん、生ものや、スーパーのお惣菜は、

何かあったら怖いので出しませんでした。

 

 

他、簡単に漢字や語句を確認した後は、

いつも通り、自由時間でいいんじゃない?

と、いつも通りゲームをしたり

テレビを観て過ごしていました。

 

 

息子は、どんな時でも、

息抜きの必要な人だったので、

これは割り切ってそうさせました。

もちろん、本心は、前日なのに、

こんなのでいいのかなあと思いながら。

 

 

でも、そんな息子を見ていると、

明日が受験本番とは思えないような、

いつも通りの息子に見えました。

内心緊張しているのか?

でも、「緊張してる?」とも聞けず、

私もいたって普通に接していました。

万が一にも、受験前日に怒鳴ったり叱ったりは

しないようにしようと思いながら。。。

 

 

そして、ゆっくりお風呂に入ったもらった後は、

夜8:30くらいには床に入らせました。

そこで私は、息子の背中をマッサージ。

 

 

私は、アロマオイルのことも少し勉強

していたので、息子の受験勉強が

本格的になってきた頃から、

リラックス効果のあるラベンダーと

ベルガモットを混ぜたアロマオイルで、

息子の背中をほぐしてあげるのを日課にしていました。

 

 

 

毎日の勉強で相当疲れているのでしょう。

息子は案外肩もコチコチなのです。

 

 

また、受験期間中は、どうしても叱ったり

厳しくあたってしまうことも多かったので、

そんな日も、寝る前にマッサージしてあげることが、

少しでも親子のスキンシップになればと

思って続けていることでした。

息子もこのマッサージが大好きで、

頭や背中をゆっくりほぐしてあげると、

案外すぐ眠りについていました。

 

 

さあ、受験の前日はどうなのかなと、

いつも通りマッサージしてあげた後、

「じゃあおやすみー」と電気を消すと、

その後まもなく、

9時前には寝付いてしまったようでした。

すぐに寝てくれて、ホッとしました。

 

 

 

その後、私は主人と翌日の予定を確認し、

お互いの行動を確認しました。

逆に、私は、絶対寝坊してはいけないという

緊張感からなかなか寝付けず。

でも、受験当日はかなり早くに目が覚めました。

 

 

受験当日朝の様子

 

まず、朝食の準備をして、

あらかじめ決めていたメニューと、

息子の身支度を横目で監視。

 

 

当日の朝に「あれもった!?これもった!?」

とは言いたくなったので、

着ていくものも、持ち物も完璧に

用意されていたのですが、

それでもなんとなく心配で、

横目で支度を見守りました。

 

 

当日の細かいタイムスケジュールは、

前日にも家族全員で確認済み。

壁に貼っているので、

それを見ながら家族各自が行動にうつります。

 

 

案外、淡々と時間が過ぎて、

そして、まだ外が暗い中、

私が運転して、主人と息子を最寄り駅まで

送り届けました。

風が冷たいなあ、こんな中、歩くの、

大変だろうなとせつなくなりました。

 

 

 

ふと空を見ると、

まだ月が出ているではないですか。

急に、胸が一杯になって、

私は泣きそうになるのをこらえていました。

 

 

 

駅に着き、さっさと駅に向かおうとしている息子を、

無理矢理ギュッと一瞬だけ抱きしめて、

「ママもパワー送るね!」

と言って肩を叩きました。

 

 

息子は、少し照れくさそうに、

ニヤッと笑って、

主人と改札に消えていきました。

 

 

受験当日の朝も、

正直、緊張した様子は見られず、

普段通りの息子に見えました。

 

 

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息子の背中が、大きく見えたのですよおおおお(´;ω;`)

 

私には、そんな息子の背中が、

とても大きく見えました。

あんなに頼りなくて、

ADHDグレーな性質を抱えつつ、

失敗ばかりで私に怒られてばかりだった息子が、

今、一人、戦いに行ったのだなと、

胸が一杯になりました。

 

 

帰りの車の中で、どうしても我慢できずに、

私は、ポロポロと涙があふれました。

結果はどうなっても、あんなに立派に、

受験という試練に一人立ち向かえるようになった

息子の背中を見送れた。

もう、私は満足だと、そんな気持ちになりました。

感無量の、気持ちでした。

息子のことを、誇らしく思いました。

 

 

そして、一旦帰宅してから、

妹を起こして幼稚園へ送り届け、

急いで開智中学校へむかいました。

(朝の送りは主人、迎えは私担当だったため) 

 

会場の様子 

 

これは、のちほど主人から聞いた話ですが、

当日朝は、東岩槻駅から、普段は小学生が

使っているスクールバスが運行されて

いたそうです。

が、バス停には長蛇の列だったそうで、

結局主人は息子と学校まで歩いて行ったそうです。

 

 

 

学校の前には、各塾の先生方がずらーっと

列をなして、生徒さん達と握手を

交わしていたそうです。

 

 

見渡すと、さすがに息子の通っている日能研の

先生はいなかったそうで。

で、息子は、別の校舎の日能研の先生でも、

握手するのはいやがったそうな。

 

 

のちほど理由を聞くと、

「いくら日能研の先生でも、

知らない人と握手するなんていやだ」

とのこと。

まあ、ごもっともな気持ちかもしれませんね(笑)

 

 

ちなみに、開智中学校は、

私が駅に到着した9:30頃には、

当然バスの運行はしていませんでした。

これは、事前に電話して確認済だったので、

もともと歩くつもりでしたが、

気持ちがはやっているため、妙に遠く感じました。

 

 

案外寂しい道のりだなあ、

でも、息子がもし通学するようになったら、

友達と一緒に歩いていたら

あっという間なのかな、なんて考えながら、

今息子はどんな気持ちなのだろうか、

集中できているだとうか、

わからない問題ばかりでパニックに

なっていないだろうかと、

やはり頭の中はグルグルしていました。

 

 

 

おおよそ、15分か20分くらい歩いたでしょうか。

現地に着くと、保護者の待合場所の看板を発見。

それ以外は案外閑散として、

塾の先生方も既にいらっしゃいません。

また、案内の先生も見受けられず。

 

 

そのまま案内の看板に従って校内をすすんでいくと、

保護者の控室は、

いろいろなところに設けられていました。

 

 

講堂のような場所もある建物では、

講堂の中だけでなく、各フロアにある椅子、

階段の踊り場にも保護者の方が大勢

腰をおろしています。

わあ、すごい人数だなとビックリ。

 

 

食堂をのぞくと、そこも保護者の方でギッシリ。

息子とは、食堂で待ち合わせをしており、

試験が終わったら学食で昼食をとる

予定でいたので、まずは席を確保。

 

 

案外古い校舎なのだなあと思い本を開きますが、

頭に入ってきません。

そこで、どんな様子か見に行こうと、

食堂から、講堂のある校舎に移動しました。

 

 

なるほど、話には聞いていたけど、

校舎などにはあまりお金をかけずに、

教育にお金をかけているのだなと

わかる校舎の雰囲気でした

(ぶっちゃけると、結構古い感じがしました💦)。

 

試験問題が貼りだされると

 

すると、校内に、

「終了まであと5分です」のアナウンス。

「ああ、息子は、どうしているんだろう」

気がきでありません。

5分後に、「試験、終了です」のアナウンス。

 

 

すると、しばらくすると、

講堂の近くの壁に、人だかりが。

見ると、学校の先生が、

試験の問題を貼りだそうとしていました。

 

 

興味津々で写メをとり、

後程画面をゆっくり眺めてみたところ。。。

本当に驚きました。

入試説明会で話されていた内容、

そのままが出題されています。

 

 

今更ながら、

「あ、本当のことを話していてくださったんだ」

とビックリ。

 

 

前日、入試説明会の内容をきちんと息子にも

伝え、こんな問題が出るんだねと

確認はしていましたが、

いざ本当の試験問題を目にすると、

「あれ、これ、あの子にわかったかな?」

と不安になってしましました。

 

 

そして、どの問題も、妙に難しく感じられて、

これをあの子はどんな気持ちで解いているのかと、

更にざわめく心。

 

 

 

ちなみに、問題は、各教科が終了したら

保護者のところにも貼りだす、

という方法をとっていたので、

全教科が一度には貼りだされず、

ジリジリと時間が経っていくのが、

妙に長く感じられました。

 

 

 

そして、そろそろ全ての試験が終了するかなと

食堂に移動したところ、

食堂には試験問題は貼りだされておらず、

みなさんしーんとして

待っていらっしゃいました。

 

 

ちなみに、食堂は試験日の全日程を通して、

11時から営業開始するとのことで、

その時間までは、食堂の席の半分くらいが、

保護者の控え室として解放されていました。

 

 

メニューは、ラーメン、うどん、そば、

カレー、ポテト、丼物などいろいろあり、

食券は試験終了前に買っておいたので、

子供達が戻ってきてからも並ばずにすみました。

 

 

試験終了後の様子

さあ、今か今かと息子が戻ってくるのを

待っていると。。。

ぽつぽつと、他のお子さんが戻ってきます。

まだかなまだかな、とジリジリする私。

そして、、、、息子が、きたーーー!

戦地からご帰還、というくらいの感慨深さ。

 

 

息子は、開口一番、「つかれたー!」と。

そりゃそうだ。

どうだった?という質問は禁句なので、

まずはご飯食べようと誘うと、

食欲はかなりある様子。

そりゃそうか、長丁場だもんね。

 

 

そして、ご飯を食べながら、息子は、

こっちが聞かないのにいろいろ話してくれました。

試験問題が結構難しかったこと。

でも、休み時間中は答えあわせしないように

心掛けたこと。

 

 

社会の問題で、ひとつだけ、

答えに自信がないものがあったそうで、

その答えだけはしきりに気にしていました。

ても、総じて、終わったホッとした様子。

できなくてガックリ、な様子はありませんでした。

 

 

私から質問したのは、

「机の上は広かった?」

「受験票が落ちないように気をつけ使うことはなかった?」

ということや、

「机のガタつきはなかった?」

「あとは、ゼリー飲料やチョコは食べれた?」

といったこと。

休憩時間中は飲食OKだったから全部食べたそうな。

 

 

 

諸々の準備が功を奏して、大きなトラブルなく

受験できたことに、まずは感謝。

主人にも、「かえってきたよ」とラインで報告。

 

 

帰りのスクールバスは、

学食での昼食が終わった後、

すぐに乗れるように誘導してもらえたので、

またあの距離を歩かなくてすみ助かりました。

 

 

帰宅してからは、さすがに疲れたでしょ、

休みな、と話したら、

ゲームしたりしてくつろいでいました。

とはいえ、すでに4時近くになっていたと思うので、

一日があっという間。

 

 

 

その後、簡単に、過去問のやり直しや、

漢字や語句、トレーニングプリントの確認などを

軽く終わらせて、早めの夕飯とお風呂。

 

 

今日一日の息子の様子は、試験前から試験後も、

ずっと淡々としていて、

普段の息子とは変わらないように思えました。

それが、私にとっては、一番の驚きでした。

 

合格発表

 

合格発表は当日の22時の予定。

以外だったのは、息子が、

自分で結果を確認したいと言ったこと。

普段は怖がりの息子なのに、

ひょっとして自信があるのかなと思いました。

 

 

 

合格発表は試験当日22時からの予定だったので、

15分前からパソコンをスタンバイ。

息子の受験番号の紙を用意して、

更新ボタンを押せばいいようにしていました。

 

 

 

22時になったら息子に声をかけようと、

くつろぐ息子を横目に、

待ちきれずに更新ボタンを押し続けていました。

心臓は、既にバクバク!!

 

 

22時5分前の9時55分、

発表のサイトに切り替わりました!!!

「あっ、発表になってるよ!」

息子が駆けつけます。

クリック、スクロール。。。

 

 

 

・・・・あっ、あった!!!

息子、ガッツポーズ!

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どっちが子供なんだか・・・(-_-;)


 

 

私は、泣いてしまいました。

息子の名前を呼び、やったね!やったね!

と何度も言いながら、泣いてしまいました。

そんな私を見て、息子はなぜか慈愛の微笑み。

もー、ママつたら、という雰囲気でした。

 

 

そして、すぐに日能研に電話。

電話の掛け方にまだ慣れていないのか、

「あー、えっとー、○○ですけどー。

今日、開智を受験してきました。

それで、さっき結果が出たんですけどー」と、

なんともまどろっこしい、子供っぽい話し方。

 

 

教室長の先生は、

合否の結果報告だとわかっているはずなのに、

敢えてなのか?淡々とした対応をしてくださっています。

でも、息子が合格を伝えると、

「そうか!良かったな!」と、とても嬉しそう。

私は、敢えて電話は変わらず、

息子はそのまま電話を切りました。

 

 

双方の両親には、私からすぐ電話で報告。

息子はすぐ寝るように言うと、

特に興奮した様子もなく、

これまたすぐ寝付いてしまいました。

 

 

一方の私は、興奮してなかなか寝付けず。

ああ、合格を勝ち取るって、

こんな気持ちなのだと、

しみじみ余韻に浸っていました。

 

 

あとでよく見たら、1月10日の合否結果は、

一貫クラスの合格者、

⇒その次に先端クラスの合格者

⇒最後に特待の合格者が表示されていました。

(つまり、10日の受験者のうち、

成績が上の生徒さんは、

先端クラスや特待クラスとして合格していたということ。

もともと、そういう予定にはなっていました)

 

 

ちなみに、開智中学校は、

書面での合格証を郵送で送ってくださいます。

また、出願の時に、得点の通知する、

しないを選択できましたので、

我が家は当然通知してほしいと選択していました。

 

 

 

書面の合格証が届いたのは、

ネットの発表の5日後の1/15でした。

ネットで合格が発表されているとはいえ、

書面での結果通知が届くまで、

なんとなく不安でした。

 

 

書面に「合格証」と書いてあるのを見て

ホッとした半面、 

得点を見ると、結論、案外ギリギリでした💦

 

 

 

ちなみに、得点は、4科それぞれの得点と、

4科合計の得点のみが記載されており、

細かい採点内容については

もちろん公開されていません。

 

 

 

自分で得点率を計算してみると、

(つまり、息子の得点÷満点で計算すると、

という意味)

 

国語83%、算数41%、

社会66%、理科55%。

4科トータルの得点率は、

60%!!!

・・・と、6割ギリギリ。

一貫クラスの合格基準点に対しては、

わずかプラス9点。

 

 

あっぶなー!!

しかも、算数、この得点からすると、

結構計算ミスもしたのだなというのが

うかがえました。

 

 

また、国語が得点源になっていたのは

意外な事実。

 

 

まあ、受験初日だから、

いろいろ緊張もしたのだろうけど、

結果、合格は合格!!!!

この、基準点にプラス9点をとれる実力は、

息子のものだわと、やはり誇らしく思いました。

 

 

いろいろ受験した学校の中で、

得点結果を教えてくれたのは

開智中学校のみでしたが、

これは本当にありがたいサービスだなと

思っています。

 

 

翌日の1/11(金)は、獨協埼玉の受験日。

もちろん、獨協埼玉よりも開智の方が

優先順位は高かったので、

受けなくても良かったのですが、

そこは開智の合否結果を見る前から、

当初の予定通り、

出願した学校は受けようと決めていました。

 

 

 

 

ので、開智の結果を見たあと、

翌日に備えてすぐ寝させたわけです。

連日の受験となりましたが、

息子は朝早く起床して出かけて行きました。

この時の様子は、また後日。。。