ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

夏休みに、親ができること その5 まとめ&勉強しないのはあなたのお子さんだけじゃない!

 勉強しないのは、あなたのお子さんだけじゃない!

 

ここまで、4回にわたりお伝えしてきた

「夏休みに、親ができること」

シリーズ!!

 最後にまとめをしておきたいと思います。

 

 

 

その前に、最近読んだネット新聞の記事で、

なんだかホッとしてしまう記事を読みました。

 

 

読売新聞オンラインの2019年6月18日の記事で、

後藤卓也さんという、啓明舎という塾の塾長を

されている方の、

「ちゃんと勉強させてくれる学校を選ぼう」

という記事に、こう書かれていました⇓

 

 

 

「進学校に通う子供たちは、同年代の小学生と比べれば

基礎学力も学習意欲も高いはずです。

それでも『自ら進んで勉強する子』なんて、

6年生でも1割程度。

個人面談ではほとんどの保護者から『親の言うことは

聞かないので、先生から厳しく言ってください』

と懇願されます。

彼らはまだ幼いので、私たちの言葉には耳を傾け、

宿題もそれなりにやってきます。

しかし、中学受検を終えた後も、

『この子ならちゃんと自分で勉強するだろう』

と確信できる教え子は、1学年300人の中で

1人か2人でしょう。」

 

 

とのこと!!!

 

 

 

これを読んだ時に、「だよね~~~~!!!」

と深く深くうなずいてしまいました( ´艸`)

息子は、3年生から日能研に通っていたおかげもあり、

一応、日能研では一番上のクラスにいました。

とはいえ、決して成績上位者ではありませんでした。

だいたい、上のクラスの、

中間~ビリにならないくらい下の方の

成績をとっていました。

 

 

ので、上には上がいる、のは当たり前で。

常に、息子の席順は後ろの方。

だから、「すごい子はすごいのね」

という意識が常にありました。

 

 

 

「さぼっているのはうちの子だけなんじゃないのか」

「ごまかしているのはうちの子だけじゃないのか」

「こんなに言わないとやらないのは受験生らしくない」

「自分自ら勉強しようとしないなんて、

そもそもうちの子は受験にむいていない」

とか、散々悩んできました。

 

 

でも、そうじゃないのです。

勉強しないお子さんを叱ったり

ヤキモキしているのは、

あなただけではないのです。

やる気スイッチがいつまでも入らないのは、

あなたのお子さんだけではない。

さぼったり、ごまかそうとしているのも、

あなたのお子さんだけではないのです!

 

 

 

むしろ、自らすすんで勉強しようとしている子は、

ごく一部。

ので、この記事を読んだ時、

塾の塾長をしている先生でもそんな風に感じるのねと、

私はすっごくホッとしてしまいました。

 

 

 

・・・と、こんな事実を教えられたからといって、

勉強しないお子さんに対するイライラは消える

わけもないですよね。

ホッとしていても、物事は解決しません。

 

 

では、どうすればいいのか!?

そもそも、自分から勉強する子は

ごく一部なのだとわかっているのだから、

親が、上手に道筋をつけてあげれば

いいだけのことではないでしょうか?

上手にスケジュール管理をして、

上手に弱点をみつけてあげて、

上手にやるべきことを示してあげて、

上手にのせておだててあげさえすれば、

大丈夫、合格できます。

 

 

我が家の息子の場合

 

ちなみに、うちの息子も、

完全にやらされてる派でした。

毎日の学習習慣こそ身についていたものの、

基本的には、休みたい、さぼりたい、

遊びたい。

 

 

そこを、

「今日はここまで頑張ろう、そしたら好きなことしよう」

と、上手に誘導して、毎日を乗り切っていきました。

 

 

だから、うちの息子は、受験の直前まで、

いや、受験期間中も、テレビも、ゲームも、マンガも、

息抜きとして必要でした。

 

 

 

そのかわり、やる時べき時にはしっかり集中できるように

勉強の準備を整えて、

やることを明確にしてあげることで、

「次の休憩時間のために頑張ろうね!」

と気合をいれて誘導できていたように思います。

 

 

 

こんな話をすると、

「そんなにお膳立てして

もらわないと勉強しない子は、

中学入ったらダメになっちゃう

んじゃないのか?」

と言われそうですが。。。

 

 

我が家の場合、ついこの前、

中学1年の1学期が終わりましたが、、、

おかげさまで、クラス5位以内の

成績をとれています。

 

 

 

よっぽど第一志望校に入学できたことが嬉しかったのか、

それを誇りに頑張れているのか。

毎日結構な量の宿題も、

帰宅後ブツブツ言いながらこなしますし、

試験前も、「自分で考えてやってみる」と、

案外コツコツと勉強していました。

ので、試験前日には、「もうやることないや」

と余裕な様子でくつろいでいましたから、

当然の結果なのかもしれません。

 

 

とはいえ、これも、私が、

「勉強は効率的にやるんだよ。

遊ぶときには思い切り遊んでいいから、

そのためにやるべき時はやると決めよう!

定期テストなんて、範囲の決まっていない受験に

比べたら、範囲が決まってるんだから

めちゃめちゃ簡単だよ!」

という教育法を、息子本人も実感してくれた、

それがいいと思ってくれた結果なのではないかと

思っています。

 

 

 

 

ということで、

中学受検を親がお膳立てしてあげることは

決して無駄になることも、

子どもをダメにすることでもなく、

むしろ、子ども自身が将来自己管理できる

お手本になってあげられる行為なのでは

なかったのかと、今は思っています。

 

 

ので、このブログも、引き続き

更にあつーくあつーく、親ができることを

語っていきたいと思います!!!

 

 

 

夏休みに、親ができること、のまとめ

 

 

その1では、夏休み期間中に親ができることとして、

全教科に共通する、

大事なこと4つをお伝えしました。⇓

 

 

1、夏休み期間中の計画表を作る

2.一日を規則正しく送らせるようにする

3.朝の勉強がすぐに始められるように

  スタンバイしておく。

4.TO DO リストを前もって作っておく

 

ずばり、ここまでできていたら言うことはないのですが、

もう一つ付け加えたい、親のできることは、

 

 

側にいること

 

 

だと思います。

つまり、子どもを、一人でがんばらせないこと。

 

 

 

周りで応援してくれる人もいないで、

子ども一人で、黙々と、ただひたすらに、

勉強を集中してできる子なんていないと、

私は思います。

 

 

だって、しょせん、子どもですもの。

お母さんが、「頑張ってるね」

「あと少しで休憩しようよ」

「今日はあなたの好きなカレーだよ」

そんな一言が、子どもにはどれだけの安心感を与えることか!!

そして、やる気につながることか!!

 

 

その4の記事でもいいましたが、

子どもは、早く遊びたい、もっと楽したいという、

とにかく目先の欲求に従って生きているのですから、

「答え合わせをごまかす」ことも、

「まるつけをごまかす」ことも、

親が側にいなければ、

普通にやると思ってください。

 

 

ごまかしてしまうことは普通のことだとしても、

やってしまったら受からない。

やってしまったら、今までの努力が水の泡。

 

 

・・・であれば、側にいてあげてください。

答え合わせくらいは、親が管理するものと決めて、

一つでも二つでも合っていたら、褒めてあげてください。

できない部分があったら、ここがわかるようになれば

受かるよと、励ましてあげてください。

 

 

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勉強方法について、一日の流れ

 

さあ、一緒に側にいてあげることが基本として、

各教科のポイントややるべきことは

前回まででお伝えしてきましたが。。。

 

 

じゃあ、これら全てを

どうやって組み立てていくか??

我が家の場合の夏休み中のとある一日は

こんなメニューでした。

 

 

①朝は7時前には絶対子どもを起こす。

 

②8時前には勉強を始める。

 この時、その1で紹介した「TO DOリスト」

 は既に用意しておく&テキストは開いて準備しておく。

 

③まず、毎日やるべきことをこなす

 (我が家の場合は、国語の語句や、算数の共通問題、

 社会や理科のメモチを決まったページ数ずつ

 ルーチンとしてこなす)

 

④昨日の授業の復習

 具体的には、前日の授業でやってできなかった

 &わからなかった問題の解きなおしをする。

 他、社会と理科は、共通問題とコース別問題両方について、

 授業でやらなかった問題は自宅でやる。

 

⑤算数の弱点強化

 その4で紹介したとおり、

 共通問題でできなかった問題をもとに、

 弱点の単元を本科のテキストに戻って、

 できるまで何度も何度も徹底的にやる。

 

⑥必ず絶対質問に行かせる

 一連の作業の中で、わからなかった問題があれば、

 絶対にそのままにせず、

 質問を一覧としてメモに書いて持たせる。

 (単元やページ数など、わかりやすく)

 それを質問してくるように、結果を書いてくるように

 促す。

 

⑦昼食をとって、休憩したら塾へ送る

 

⑧息子が出発したら、今日の進捗状況を、

 計画表に書き込んでスケジュール管理する。

 

 

 これが、一日の一連の流れ。

一日があっという間でした💦

 

 

ちなみに、③の「毎日やるべきこと」の内容は、

それだけで結構なボリュームです。

毎日全教科をやる必要はないと思うので、

それは計画表を前もってたてて、

その通りにこなしていけば

いいのではないかと思います。

 

 

 

しかし、④の授業の復習だけは、

毎日どんどん授業がすすんでいくので、

必ず毎日こなしていった方がいいと思います。

 

 

また、④の中で、算数と国語については

あえてふれませんでした。

算数のコース別問題をやり切ることと、

国語のやらなかった問題をこなすことは、

私は必須とはしませんでした。

 

 

つまり、算数と国語については、

応用力よりも、基礎力を重視したということです。

応用よりも、算数は弱点強化。

国語は、難解な読解よりも、語彙力と漢字力。

それでなんとか毎日こなしていくことができました。

 

 

休憩は大事、休憩をご褒美に!!

 

 もう一つ大事なのは、

8時にスタートしてから昼食の間までの

4時間ちかくの中で、

必ず休憩を入れてあげること。

私は、息子のノリ具合をみながら、

「そろそろ休憩する?」とか聞きながら決めていました。

すると、「いや、今日は一気にやってまとめて休む!」

と本人が決めてくれました。

 

 

これも、②の時点で、今日やるべきことの書いてある

「TO DOリスト」を示してあげているから、

子どもも目先の目標をたてやすかったのではないかと

思います。

 それについては、その1の記事を参考にしてください。

⇒コチラ

 

 

夏休みも、あっという間に2週間ちかくが経ちましたね!

毎日の厚さに加えて、疲れの出る頃かと思います。

本当に毎日お疲れ様です。

がんばれ、受験生!!

がんばれ、親御さんたち!!

心から、応援しています!!!