ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

過去問対策の準備とやり方について ~その2~【夏休み中に親が準備できること】

 過去問準備の手順

 

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時間がかかるのは覚悟してくださいませ!

過去問をやるにあたって、

親ができる準備のおおまかな手順は、

以下の通り。

 

①過去問を手に入れる(日能研では声の教育社の過去問を推奨)

②回答用紙を原寸大にコピーする

③過去問自体を、キンコーズで裁断してもらう

④年数ごと、回数ごとに分類して、すぐにとりかかれる準備をする

⑤計画表を作る

⑥結果を書き込める一覧表の作成

⑦過去問用ノートの準備

 

 「その1」の記事では①~④を説明しましたが、

これをやるだけで、かなりの大仕事。

⑤~⑦については、

夏休み明けでも十分間に合いますので、

まずは先に説明しますね!!!

 

 

⑤計画表を作る

①~④までの作業が終わったら、

さあ、これであとは、

子ども自身に頑張ってもらうだけ!

 

 

・・・のはずですが、

スケジュール管理は、やはり、

親の仕事だと思います。

日能研からも、保護者会にて、

その旨の指示があります。

 

 

志望度に応じて、また、

塾の予定、子どもの予定に合わせて、

「いつ」、「どの学校の」、

「何年度の」、「どの科目」をやるか、

計画をたてていきます。

 

 

 

ちなみに、日能研からは、

9月7日の保護者会で、

「過去問計画シート」と呼ばれる

計画表が配られ、

9月18日までに提出するように言われました。

 

 

まず、ここに、志望校分の過去問の予定を

書き込んでいきます。

保護者会でやるように言われたのは、

第一志望校…過去5年分を1回

第二志望校…過去3年分を1回

第三志望校…過去3年分を1回

その他の学校は過去1~2年分を1回

 

 

これを書きこむだけで、計画表の予定は

かなり一杯になります。

 

 

 

ただし、そもそもの計画表の作り方にも、

いくつか注意点があります!

 

 

 1.日特で扱う予定になっている学校の年度のものは自宅ではやらない

日特で扱う予定になっているものは

間違えてやらないように注意してください。

自宅で間違えてやってしまわないように、

⑥で紹介する結果一覧表に、

前もって書き込んでおくとよいですね。

 

 

 

2.第一志望校の最新年度のものはやらずにとっておく

9月4日に開催されたクラス別懇談会では、

過去問はできるだけ最新年度のものから

やるようにと指示がありました。

それは、特に、社会などは、

法律改正などによって、

過去問の情報も古いものになっている

可能性があること、また、

過去問の傾向は担当者や年度によって変わるから、

できるだけ新しいものから、

というのが基本の考え方のようです。

 

 

が、我が家はあえて、

最新年度1年分についてだけは、

あえてやらずに受験ギリギリまでとっておきました。

 

 

その理由は、第一志望校の先生に、

ある相談会の機会に、

以下のアドバイスをいただいていたから。

 

 

「これからの勉強方法のアドバイスとして、

過去問をやりこむことがかなり重要なのですが、

過去問もやり慣れてしまうことがあるので、

最新年度のものは直前までやらずにとっておくと

いいですよ。

最後の力試しにもなりますし。

とのこと。

 

 

こちらの先生は、もともと塾の講師を経験

されていた先生とのことで、

験対策についても非常に熱心に

アドバイスしてくださったので、

我が家は言われたことを信じて守りました。

 

 

結果、試験が間近に迫った頃、

やらずにとっておいた、

第一志望校と第2志望校の最新年度の過去問を、

最終確認の意味も込めてやってみたところ、

はじめの頃に比べてかなり力がついており、

そこで合格点に達することができたので、

息子はかなり自信をもって

受験本番に臨むことができ、

大変良かったと思いました。

 

 

3.同じ学校でも優先順位をつける

 

特に、第一志望校について迷ったことですが、

第一志望校は、1年度に2回のテストを行う

学校でした。

「過去5年分をやる」にあたって、

第2回も含めて5回分やればいいのかな?

と疑問に思い、日能研に問い合わせました。

 

すると、

「第一回の試験をまず優先的に

やりましょう。

学校によっては、第二回の試験は難易度が

異なる場合もありますし、

第二回は受験しない可能性も高いです。

ので、まずは第一回の試験を5年分こなす。

そのうえで、時間があれば第二回の試験も

やってみてください」

との指導をいただきました。

 

 

ので、我が家は、アドバイスを受け、

優先順位をつけて以下の通りにこなしました。

 

●2年前の第一回の過去問

 (最新年度はあえてやらずにとっておくため)

●3年前の第一回の過去問

●4年前の第一回の過去問

●5年前の第一回の過去問

●最新年度の第二回の過去問

●2年前の第二回の過去問

●3年前の第二回の過去問

●4年前の第二回の過去問

●5年前の第二回の過去問

時間に余裕があれば、更に昔のものを

どんどんやる

 

 

 

 4.1年分の4科はできるだけ1日~2日でこなす

過去問は、単純に4科を全てこなすだけでも

それなりの時間がかかります。

その後の答え合わせや振り返りも含めると、

かなりの手間と時間が必要なので、

大変なのはわかるのですが。。。

 

 

過去問は、可能な限り、

1つの年度分の4科目を、

できるだけ1日か2日で

まとめてやるようにした方がいいです。

 

これは、日能研の教室長の先生におススメされた方法

なのでおススメするのですが。

理由はいろいろあって、

 

〇4科まとめてやれば4科の合計得点がわかるので、

合格最低点にあと何点足りなかったかがわかります。

それによって目標もたてやすくなります。

 

〇4科まとめてやり、日付を記録することで、

その後やり進めていくと、成長や進歩が感じられ、

励みになる。

 

ので、算数が苦手だから算数だけやるとか、

そういうやり方はもっと間際でもできるので、

まずは、4科をまとめてやるのをおススメします。

 

5.過去問は、受験間際までやってOK

 日能研から配られる計画表には、

12月の日程までしか枠がないのですが、

我が家は、1月になっても過去問をやりました。

特に、冬季講習期間中(お正月休みなど)も、

貴重な時間だと思い、

過去問をやって自信をつけていきました。

 

 

6.計画は、適宜修正しよう

計画表は、期限に間に合うように

日能研に提出はしましたが、

結論からいうと、

実際にやった内容は、

当初の予定から結構変更しました。

 

 

 第一志望校をもっとやりこんで自信をつけたいとか、

この学校はきっと大丈夫そうだとか、

この学校のこの教科は案外難しいから

もう一年分やろうとか、

それは、進捗をみながら

上手に修正してあげればいいと思います。

 

 

 

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ひたすら息子のことに捧げた日々も、今は良い思い出に

⑥結果を書き込める一覧表の作成

⑤で紹介した計画表を作ったら、

子どもが過去問に取り組んでいくわけですが。。。

やはり、過去問の結果を

記録していくことが非常に大事です。

 

 

ので、⑤の計画表を作ると同時に、

「過去問結果一覧表」も用意しましょう!!!

 

 

というのも、これも日能研から保護者会で

言われたことですが、

過去問は、やり始めは、

合格最低点も採れないのは当たり前。

難関校では、10点しかとれないとか、

20点しかとれないなんてこともあります。

それが、徐々に点数が採れるように

なっていくのが普通です。

 

 

であれば、当然、その変化を記録し、

「最低点まであと●●点だね!」

「平均点よりプラス●●点とれるようになったね!」

「全体で●割とれるようになったね!」

という成果が見えると、

何より子ども自身の励みにもなるし、

目標もたてやすくなります。

 

 

私は、以下のExcelで「過去問結果記録表」

を作りました。

 

 

 

ご参考までに1年分を例として

紹介するとこんな感じに⇓

年度 H31(2019)①          
学校名 合計 最低点
A中学 66(11/25) 50(12/9) 29(11/25) 38(12/9) 183
合格者平均 69.9 64.9 34.6 35.6 205 182
受験者平均 61.8 45.8 30.1 28.5 166

 

「合格者平均」と「受験者平均」は、

「声の教育社」の過去問に、

データとして載っていますので、

それは、前もって書きこんでおけばいいと思います。

ただし、合格者の点数を発表していない

学校もまれにありました。(立教新座など)

 

 

志望度の低い学校は、

わざわざ過去問を購入しなくても、

銀本に載っている過去問をやるのでも

OKですよと日能研から言われるのですが、

そういう場合は、受験者や平均の点数がわかりません。

しかし、ほとんどの学校は、

ネット上に過去の試験の結果データを

掲載していますので、

私はそれを調べて

書き込むようにしました。

 

 

少なくとも、やりっぱなしではなく、

子どものやる気ができるように、

明確に目標がもてるように、

比較データは必要だと私は思います。

 

 

 

また、日特で扱う予定の年度の問題については、

この結果一覧表に、前もって「日特で」

と書き込んでおくと、

間違えてやってしまわなくて便利かと思います。

 

 

 

お子さんが過去問を解き終わった時、

点数の結果を書き込むと(下から3行目)、

あと何点で合格点だねとか、

最低点には届いているねという比較が可能になります。

 ちなみに、点数を書き込む時は、

日付もお忘れなく。

回数を重ねる毎に点数がアップして

いったりという成長がみられて、

これまた励みになります。

 

 

自作のもので良ければ、

どうぞ以下の「過去問結果記録表」をお使いください。

今年度受験する方用に、

年度を新しく書き換えておりますので、

すぐに書きこんでお使いいただけると思います。

一番左のシートは記入例、

2番目のシートは第1回目のテスト用、

3番目のシートは、第2回目のテスト用です。

 

 

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⑦過去問用ノートの準備

最後に、過去問をやった後の振り返りを

するためのノートを準備しましたが、

これは不要だったかもしれないと思いました。

 

 

というのも、各教科の先生は大変お忙しく、

過去問を提出しても、その添削結果が

なかなか戻ってこないこともしばしば。

そうなると、結局、

振り返りは別の紙にやることになる。

 

 

ましてや、過去問はいろいろな学校の過去問を

バラバラにやるので、

一冊のノートにまとめて記録してある必要もないのです。

 

 

それであれば、

「過去問用ノート」は用意せずに、

日能研が用意してくれている

「過去問分析シート」という紙に

各々振り返りの記録をして、

各教科の先生に過去問を提出する

クリアファイルにはさんで提出した方が、

後々管理がしやすかったです。

 

 

もちろん、この分析シート1枚では

過去問の分析には全く足りませんので、

適宜コピー用紙やルーズリーフなどで

足しましょう!!

 

 

次回は、過去問を実際にやる際の

注意点についてお知らせしますね!!