息子の中学校の文化祭に参加して
先日、息子の中学校の文化祭に行ってきました。
大変活気があり、息子も友人と楽しそうに
話している姿を見てきました。
昨年の同じ時期は、
こちらの文化祭に受験生として参加して、
生徒さんの礼儀正しさと親切さに感動し、
また、学校全体から感じられる活気に、
「絶対、この学校に入学させてあげたい!」
と心に誓ったのを思い出しました。
息子自身の第一志望校と、
私達夫婦の第一志望校が見事に合致していたので、
この学校一直線!と目標が定まったのをおぼえています。
とはいえ、当時は、
まだまだどうなるか不安な気持ちで一杯で、
入試相談の窓口で、
かなり長時間先生に相談して
メモをとった記憶があります。
また、生徒さん達にもいろいろ話しかけ、
実際に受験勉強をどうしたのか教えてもらい、
大変参考になった記憶があります。
そんなことが思い出されるに、
今こうして、この学校の父兄として、
ニコニコと笑顔で参加できていることに
心から感謝を感じています。
また、同時に、受験生として文化祭に来ている
子供達がいることを思うと、
「この文化祭を見て更にやる気を発揮して
くれたらいいな、頑張って!」
という気持ちも湧いてきました。
最終志望校を決めるにあたって
と、各学校の文化祭も多く、
学校説明会もいよいよ佳境、
最終志望校を絞る時期ですね。
日能研では、
9月の下旬から10月上旬にかけて、
最終志望校の個別面接がありますね。
そこで、我が家はどうしたのかをご紹介したいと思います。
さて、ここで、思い切って息子の第一志望校
であった現進学先を発表しますね。
それは、明治大学付属中野中学校です。
これまで、あまりにもぶっちゃけた内容の
ブログを書いてきていますので、
息子の進学先は暗に伏せてきました。
いろいろな可能性を考え、
最後まで名前を伏せていこうと思っていたのですが、
志望校の選定や、
これから受験本番を迎えるにあたり、
必要なアドバイスをお伝えするには、
やはり、どうしても、
第一志望校を隠したままでは、
皆さんに必要な情報がお届けできない、
という判断に至りました。
とはいえ、ここは親として
かなり悩みに悩んでの決断ですので、
どうぞ、無用な詮索はしないでいただきたく、
平にお願いする次第です。
少しでも、受験生のお子さん、
その親御さん達の役に立てばという気持ちで
書き続けているブログですので、
その点だけはご配慮いただきますよう
お願い申し上げます。
我が家の志望校の順位
さて、そんなお願いをしたうえで。。。
そもそも、大前提として、我が家は、
大学付属校である中高一貫校に入学する
ことを目標に、中学受験を決心していたので、
志望校の優先順位は、以下のとおりに決めました。
(カッコ内は2018年9月当時の日能研偏差値です。
複数回受験日のある学校については、
それぞれの回数の偏差値を記載しました、参考まで)
*参考までに、息子の当時の平均偏差値は53でした。
①明治大学付属中野中学校(第一回⇒54、第二回⇒56)
②立教新座中学校(第一回⇒59、第二回⇒57)
③中央大学付属中学校(第一回⇒54、第二回⇒55)
④明治大学中野八王子中学校(第一回⇒50、第二回⇒53、第三回⇒55)
⑤芝浦工大柏中学校(第一回⇒55、第二回⇒54)
⑥専修大松戸中学校(第一回⇒52、第二回⇒54)
⑦開智中学校(第一回⇒54、第二回⇒55、)
⑧大宮開成中学校(特待⇒53、第二回⇒46)
⑨獨協埼玉中学校(第一回⇒38)
ちなみに、我が家は、
9月の志望校選定の時点では、
もともと第一志望校だった
「早稲田高等学院中学部」
は志望校から完全に外していました。
その理由は、
息子の性格に合っていないと思った、
入学後、息子が楽しんでいる様子が
容易に想像できなかったことが一番の理由でした。
(早稲田相手に図々しいのは承知のうえですよ、
怒らないでー(;・∀・)!)
というのも、早稲田高等学院の学校説明会には、
「受験なんでも相談会」という合同説明会で
個別質問したり、
日能研主催の「私学のナカミを知る会」
で説明を受けたりしましたが、
そこで先生が言っていた内容が非常に気になりました。
「わが校は、大学の付属校ですから、
生徒を大学生の延長にいる存在だと思っています。
だから、自立した、
自分で考えて判断できる生徒であることを
期待していますので、
ほぼほぼ口出しはしません。
生徒達も、自分達で考えて
行動してくれることを期待しています。
勉強も、ただ教科書を学習するのではなく、
特定の課題を掘り下げるような学習をさせますので、
結構難しい内容になります。」
とのこと。
あと、正直ショックだったのは、
「なんといいますか、
過保護とまでは申しませんが、
お子さんのことが気になって
仕方ないような親御さんには、
うちの学校は満足して
いただけないと思います」
って( ゚Д゚)!!!
わー、こんなこと言うんだ。
つまり、そういう意識の親御さんは、
ご遠慮ください、ってことなんだな💦
さすが早稲田と思いつつ、
今の息子の現状を鑑みて、
とてもこちらの学校は合わないと思いました。
大人な行動を期待している先生の期待に
無理して答えようとするのは、
ADHDグレーの息子にはさぞ窮屈だろうし、
できなければ自信を失っていくばかりだろう。
更に、日常生活で失敗しがちな息子は、
そんなレベルの高すぎる生徒さん達の中で、
きっと萎縮してしまうだろうな、
学校生活を純粋に楽しめないのではないかな、
と思いました。
ADHDグレーの息子は、
周りの環境次第で、
良いところをのばし、
悪い部分を抑えていけます。
息子本来の、天真爛漫で、
思いやりのある部分など、
明るく好奇心一杯な良い部分を、
上手に見守り、伸ばすことができたら
何より嬉しいと思ったのです。
つまり、我が家の志望校は、
そこに重点を置いて学校選びをしたのです。
県別に分けた志望校
さきほど紹介した順位別志望校を、
県別に振り分けるとこのようになります。
●埼玉→
開智、立教新座、獨協埼玉、大宮開成
●千葉→
専修大松戸、芝浦工大柏
●東京→
中央大学付属中学校、明治大学中野中学校、
明治大学中野八王子中学校
志望校を選んだ理由
このような志望校を選んだ理由について、
詳しく説明しますね。
①埼玉、千葉受験は絶対一勝することを目標にした
とにかく、家族全員が惚れ込んだ
「明大中野中学校」に合格することを
最重要目標としていたため、
1月中に受験できる埼玉と千葉の学校は
無理しすぎず、確実に合格がもらえる学校を
選びました。
つまり、息子の偏差値53周辺か、
それ以下の学校で、
第一志望校受験の前に確実に合格をもらい、
息子に自信をつけさせたかった。
②2月の東京受験についても、まず、安全第一
東京の受験校についても、
まずは第一志望校である「明大中野」に
確実に合格することを目標に作戦をたてました。
「明大中野」の第一回受験日は2/2だったため、
2/1は、かつて第一志望校であった
「早稲田高等学院中学部」を受験することも
考えましたが、息子に合わないとわかっているのに、
第一志望校の前日に不要な不合格を
もらいたくないと思いました。
よって、2/1は明るい校風と
のびのびした教育方針が気に入った
「中央大学付属中学校」を受験する準備をしました。
③埼玉の学校について、詳しく
とにかく、スタートダッシュで、
確実に合格をもらえることを最優先に、
息子の偏差値にとらわれず、
幅広い学校をまんべんなく受験できるよう
準備しました。
とはいえ、実際に通学する可能性も高かったので、
学校の進学実績についてはよく調べました。
開智中学校⇒
大学付属校ではないが、
人生初の受験校となるため、
まずは一勝をもらいたいと思いました。
1/10に受験する学校は、
開智か栄東にするか迷いましたが、
栄東の偏差値は58、開智は54と差があり、
ここでは合格の可能性が少しでも高い開智を
選択しました。
開智も埼玉県の中での御三家と呼ばれており、
教育環境も十分であったため、
栄東を無理してチャレンジする必要もないと
考えました。
更に、開智の受験日は5日間もあり、
通常クラス⇒先端クラスと呼ばれる上のクラス⇒特待受験
と、だんだん目標を上げていくことが可能でした。
つまり、受験日によって、
特待生受験(偏差値62)や先端A(偏差値56)、
先端B(偏差値59)、通常クラス(偏差値54)
と日程によって偏差値に幅があり、
様々な選択肢がありました。
つまり、通常クラスに合格できたら上の先端クラスを目指す、
そこも合格できたら特待クラスを目指すなど、
同じ開智の中で、どんどん上のレベルのクラスを
目指していけるのはとても良いと思いました。
この作戦がうまくいけば、息子に対して、
「上のレベルの学校内で下のランクにいて
自尊感情失っていくより、
中くらいのレベルの学校内でトップランクの成績を
とって、自尊心が高い状態で、
自信をもって学校生活を楽しんでほしい」
という、私達親の願いが叶うと思いました。
先に結果を言ってしまいますが、
結果的に、この作戦は大成功!
息子は、開智では上のクラスである「先端A」
(偏差値56)の合格をもらうことができました。
そのため、息子ましにとっては、
「俺は開智の上のクラスも合格できる力がある」
という自信につながり、
結果、開智の志望度は、息子の中でどんどん上がっていきました。
そして、全ての受験が終わるまで、
大きな保険として息子を支えてくれたようでした。
大宮開成⇒
埼玉御三家の一つでもある学校なので選択しました。
開智が不合格だった時のために受験を準備。
全ては、何が起こるかわからない受験だから、
保険は万全に、というつもりで。
獨協埼玉⇒
こちらは、医学部もある大学付属校でした。
日能研の保護者化では、
特に過去問対策などの準備なしでも、
ほぼ確実に合格できる学校なので、
お子さんに自信をもたせるためにはいいですよと
言われたため大宮開成が不合格だった場合の
保険として受験の準備をしました。
何度も言いますが、
何が起こるかわからない受験だから、
特に、予想がつかない行動の多い息子だからこそ、
保険は万全に、というつもりで。
④千葉の学校も、大学付属校を中心に理科系に強い学校を選択
息子は理科が好きだったので、
理科系に強い学校を選択肢として考えました。
専修大松戸も、芝浦工大柏も、
大学への内部進学実績は少ないとはいえ、
大学付属校であるため、
当初の目的にも合致していました。
息子は千葉県内の日能研に通っていたため、
「市川中学校」や「昭和秀英」は生徒さんに
大変人気があり、上のクラスの子では、
第一志望校としている子も多かったようです。
そのため、上のクラスにいた息子も多少興味を
もったようでしたが、どちらも大学付属校ではないこと。
また、どちらの学校も特殊な出題傾向であり、
偏差値もかなり高いため(市川は62、昭和秀英は60)、
これらの学校の受験対策に費やす時間は
勿体ないと考え、受験しないこととしました。
芝浦工大柏⇒
理系に強い学校。理科の実験に力を入れており、
フィールドワークも多彩であり、
男子の比率も高く元気のある印象だったため、
息子には合うと思いました。
芝浦工大柏の方が偏差値も高く、
専修大松戸と比べた時、こちらの方が志望度が高かった。
専修大松戸⇒
芝浦工大柏と同様、理系に強い学校のようでした。
専修大松戸の方が芝浦工大柏よりも受験日が先であり、
芝浦工大柏が合格するかわからなかったため、
受験することを準備しました。
立教新座⇒
立教新座は、立教大学の付属校であり、
また、偏差値59と、
第一志望校である明大中野より難易度は
ずっと高く、チャレンジ校であることは明らかでしたが、
私達の中では第二志望校と位置づけていました。
その理由は、
学校説明会、オープンスクール、学園祭と
様々なイベントに参加した時に会った
生徒さんの雰囲気が、少しだけクールな印象を
受けたからです。
(学園祭も、案外ひっそりとした雰囲気でした)
つまり、元気一杯オープンな性格の息子の雰囲気と
あまり合わないかなという印象を受けたことが
大きな理由でした。
また、学校説明会で聞いた説明でも、
教師はあまり生徒に干渉しませんとハッキリ言っており、
教師と生徒の間に少し距離を感じる雰囲気であったことも、
ADHDグレー息子を託すには少々不安を感じました。
とはいえ、大学付属校としては申し分のない学校だし、
立教大学は私の母校でもあったため、
やはり、志望度は高く、偏差値だけで見れば
一番のチャレンジ校となりました。
立教新座で1月下旬に行われる第一回試験に受かれば、
2/2の明大中野には万全の態勢で臨めると思いました。
⑤東京の志望校も、安全に!
中央大学付属中学校⇒
我々の中では、中央大学付属中学校は、
第三志望校に位置づけていました。
これは、1月の立教新座が合格していれば、
更に中央大学付属に挑戦する、
立教新座が不合格の場合は、
2/1は無理せず、確実に合格を狙いにいけると
思われた明大中野八王子中学校を受験しようと作戦をたてました。
全ては、2/2の第一志望校である明大中野のための作戦でした。
明大中野八王子⇒
八王子からバスで25分もかかるというのが
最大のネックではありましたが、
その分偏差値がおさえめであること、
そうはいっても明大の付属校であるのだから、
申し分ないと思いました。
よって、立教新座の1月受験が不合格だった場合は、
2/1は「中央大学付属中学校」ではなく、
「明大中野八王子」を受験して、
確実に合格をもらい、2/2の明大中野に弾みを
つけようと考えた。
9月、10月の志望校選定の時点では、
予想は全くたちませんでしたし、
「合格確実」という言葉は信じないように
しようと思っていたので、
ここでご紹介した日程以外にも、
全ての学校の合否次第で、
2月3日、4日、5日も、各学校の
第二回、第三回の試験を受験し続けようと
準備、計画していました。
保険をかけてあげるのは、親の役目
と、細かく説明してきましたが、
我が家の志望校のラインナップは、
立教新座を除けば、息子の平均偏差値53近辺に集中させた、
更には、かなり下の偏差値の学校も視野にいれた、
かなり安全圏狙いであることがわかっていただけると
思います。
その理由は。。。
ADHDグレーの息子が、
もがき苦しみながら、
でもひたすら私達を信じて、
我慢をし続けて3年もの間
頑張ってきた受験勉強の期間を、
なにがどうしても無駄にはしたくない、
という切なる思い、
ただそれだけでした。
そこには、見栄もプライドもなくて、
息子の性格には合わないけど偏差値が高いから
無理して上を目指そうとか、
そういう外聞はありませんでした。
ADHDグレーの息子が、もし、
人生で初めて味わう受験という重圧に
負けてしまっても、
何回でも何回でもリカバリーできるような
志望校選びに徹底しました。
そして、その学校で、息子が楽しんでいる姿が
想像できる学校であることも、
かなり大事な選択基準でした。
そして、全敗しない志望校選び、
それが我が家の最終目標でした。
そして、最後に残った学校が、
息子の運命の学校なのだと思おうと、
心に決めました。
つまり、公立中学校への進学は、
この時点で、選択肢にはありませんでした。
息子が、「あんなに頑張ったのに僕はダメだった」
と言わせない結果。
それが、第一志望校でも、第8志望校でも、
「合格して良かったね、よく頑張ったね」
という結果が伴えるように、
そんな思いで、
悩みに悩んで決めたのがこれらの志望校なのです。
とはいえ、先に結論を申し上げると、
というか、ブログのタイトルにもある通り、
息子は、この中で受験した学校全てから
見事合格をいただくことになるのですが、
その秘訣、ポイントについては、
また追って詳しく詳しくレポートしますね。
日能研側のアドバイス
この、我が家の志望校戦略については、
日能研の先生は、快くOkしてくださいました。
息子に、無理をさせすぎたくない、
しっかり安全圏の学校を狙いたい、
という私達の意思をくんでくださいました。
また、「明大中野」という息子と私達の
第一志望校を尊重してくださり、
もっと頑張って早稲田高等学院を目指したらどうだとか、
そういう無理なことは言われませんでした。
とはいえ、悩みに悩む志望校選び。
私も、なんだかんだ、受験の直前まで悩み続けましたし、
志望校の順位は、
受験をしていく段階でも、
結構変わるものです。
でも、大事なのは、
「しっかり悩んでおくこと」
ではないかと思います。
即決せずに、様々な選択肢を考え、
悩みぬいていろいろな手当、
保険となる学校を考えること。
それができるのは、親御さんだけ。
どうしても、お子さんは近視眼的に
見てしまいがち、
更に、先の予測が立たないのが子供なのですから。
どうぞ、思うぞんぶん、塾の先生に相談し、
ホームページを調べまくって、
説明会に出席しまくり、
質問しまくって、みなさんの志望校選びが
満足いくものになったらと願っています!!