ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

どうして合格できたのか?を考える③

③高望みをしなかった

 

ブログ開設当初から、

「ADHDグレーと診断されたけど、

結果、受験校7校全てに合格しました!!」

と高らかに自慢してまいりましたが。。。。

 

 

ぶっちゃけ、上には上がいらっしゃる!!

そのことは、よーーーくわかっています。

 

 

いわゆる、難関校をといわれる、

偏差値60を超える学校を目指し、

合格した方達にしてみると、

「これって、自慢になるの?」

と思われる方もいると思います。

 

 

 

でも、

「上を目指しすぎない」

というのは、

これも、我が家のある種

作戦だったのです。

 

 

中学受験を決めた当初から、

「中学受験はするけれども、高望みはしない」

と決めていました。

 

 

その理由はいくつかあって。

 

 

①ADHDグレーであり、

遊びが何よりも大事な息子に、

そこまでの頑張りを強いることは、

難しいことだと思っていた。

 

 

 

②中学受験とはいえ、

睡眠時間を過剰に削ったりしないと

合格できないような志望校選びは

したくないと思った。

 

 

 

③そもそも、そうした高望みをしすぎて、

不必要な不合格はもらいたくなかったし、

全滅といった結果だけは

残したくなかった。

 

 

 

④無理無理上位の学校に

入学したとして、劣等感を味わうよりも、

身分相応のレベルの学校で、

「俺ってできるじゃん」

と自信をもって、前向きに

学校生活を送ってほしかった。

 

 

 

⓹そもそも、身体をこわすような、

精神がこわれるような無理した

勉強はさせたくなかった。

 

 

 

これらが主な理由なのですが、

我が家がラッキーだったのは、

 

 

 

 

「息子の第一志望の学校が、

息子の偏差値相当の学校であった」

こと。

 

 

だから、そこに全てを注力した、

ということです。

 

 

  

 

もし、息子の気に入った学校が、

偏差値が 相当高い学校だったとしたら、

やはり、無理してでも応援せざるを

得なかったと思います。

 

 

だから、そこは、結果オーライ、

ラッキーでした。

 

 

 

後期日特も無理しませんでした

 

 こうした方針でやってきた我が家ですので、

後期日特も、

実際の受験校選びの時も、

「無理しない」選択をしました。

 

 

後期日特については、

「早稲田高等学院中学校」

をオススメしていただいてはいましたが、

結局通いませんでした。

 

 

早稲田高等学院は、

当初日能研の先生からも、

「大学付属校を目指すなら、

早稲田もおススメ」と言われていました。

 

 

でも、この早稲田高等学院のための

日特に通うには、往復3時間もの

時間がかかるのです。

相当、悩みました。

 

 

 

でも、我が家は、そこまでの選択を

よしとしませんでした。

ただでさえもハードな、

6年生の後期日程。

 

 

平日だけでも疲れ切っている息子が、

貴重な日曜の時間を3時間も削ってまでして、

早稲田の日特に行くことが可能なのか?

そもそも、そこまでする価値があるのか?

そこまでする価値があるほど、

早稲田に行きたいのか?

 

 

答えは、ノーでした。

苦渋の決断ではありましたが、

すっぱり、あきらめました。

 

 

3時間あれば、それだけ、休める。

3時間あれば、それだけ、自宅で

頑張ればいい。

そう思い決断しました。

 

 

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実際の受験校も無理しませんでした

 

これはつまり、「不必要」な不合格を

もらいたくなかったから、

身分相応の受験校を選んだ、

ということです。

 

 

 

たとえば、埼玉の学校については、

「栄東」ではなく、

少し下の「開智」を選択。

 

 

千葉の学校については、

「市川」や「昭和秀英」ではなく、

少し下の「芝浦工大柏」や

「専修大松戸」を選択。

 

 

東京の学校についても、

2/2の第一志望校を前に、

2/1の受験校は、

同レベルの「中央大学付属」ではなく、

「明大中野八王子」を選択。

 

 

バリバリ、守りに入りました。

 

 

でも、これが、我が家の成功の秘訣

だった、とも思います。

 

 

それは、実際の息子を見ていて、

「実際の合格に勝る自信なし!」

と痛感したから。

 

 

 

どんなに上位クラスにいても。

どんなにカリテの成績が良かったとしても。

どんなに公開模試の結果が良かったとしても。

実際に受験して得た「合格」によって

得られる自信を超えることはありません!!!

 

 

 

事実、息子は、受験の回を

重ねるごとに、

余裕のある空気を漂わせ、

ともすると

「試験直線にリラックスしすぎでしょ!」

と言いたくなるくらいのリラックスっぷり。

 

 

 

よく、油断して失敗した、

なんて話も聞きます。

 

 

でも、一番怖いのは、

「ガチガチに緊張して実力が発揮できないこと」

ではないかと思います。

 

 

 

それは、息子がお世話になった

臨床心理士の先生もおっしゃっていました。

リラックスしていないと、

頭の中の容量が狭くなり、

ミスをしやすくなるんだとか。

 

 

 

合格を重ねるごとに得られた

ゆるぎない自信は、

息子自身をより一層強くしてくれました。

 

 

 

唯一不合格をもらった「立教新座」の

第一回目試験の時。

私は案外おろおろしていたのに、

息子はその日の夜には

「次頑張るわ!」

とケロリ。

 

 

 

最後まで、集中力が切れることは

ありませんでした。

 

 

日能研の「入試報告会」にて

 

そして、この学校選びについては、

2019年の入試終了後の3月に、

息子の通っていた日能研で開催された

「入試報告会」に参加した時、

先生に褒められた内容であることも

ご報告しておきたいと思います。

 

 

⇓その時の様子はコチラ⇓

 

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ここからは、上記リンク記事と

重複する内容になりますが、

大変重要な内容だと思うので、

繰り返し説明させていただきます。

 

 

 

この「入試説明会」では、

生徒さんの実際の受験体験記を、

先生が具体的にお話しくださいました。

 

 

 

そして、そもそも、

2019年の入試全般の印象として、

 

 

「どの教室でも、今年の受験は

全体的に厳しかったという声が

上がってっていました」

とのこと。

 

 

少子高齢化の中、首都圏は子供の数は増え、

受験率が上がり、

結果受験生数が増えたことで競争が激化。

(ちなみに、首都圏の受験率は約20%とのこと)

 

 

 

更に、大学改革や定数削減の影響で

大学付属校の人気は更に上がったため、

合格平均点が上がり、

大変受かりにくい状況だった

ことなどが説明されました。

 

 

 

結果、息子の教室では、全ての受験生のうち、

残念ながら、数名のお子さんは

私学への進学はしないことを決めた、とのこと。

 

 

 

つまり、ほとんどのお子さんは

どこかしらの私学に受かったけれど、

ご家庭で満足のいく学校ではなかったため、

地元の公立校への進学を選んだ、

ということだそうです。

 

 

ほか、上位校に合格されたお子さんのお話も

かなり具体的にしていただきました。

 

 

合格確実と思っていたのにうまくいかなかった子、

 

そのおかげで改めて奮起した子もいれば、

結果的にだめだった子。

 

 

1点2点差で涙をのんだ子。

 

 

しぶしぶ受けた学校が唯一の合格校になった子。

 

 

全てだめだと思ったら繰上合格をいただけた子。

 

 

スポーツを両立して最後までやり切った子。

 

 

子どもさんの話だけでなく、

その親御さんが、

どうやって寄り添われたのかについても

お話いただきました。

 

 

様々なケースを聞き、

お子さん、親御さんのご心労を思うと心が痛みました。

 

 

いろいろなケースを紹介しつつ、

先生がおっしゃっていたのは、

 

 

「それぞれのご家庭によって

本当に様々なケースがあります。

でも、時に失敗から学ぶことあり、

時に成功から学ぶことあり、

ということです」

 

 

とのこと。

つまり、不合格をもらって

初めてスイッチが入ることもあり、

成功したからこそ油断してしまうこともある、

というお話しでした。

 

我が家のケースはどんな風に紹介されていたかというと 

 

 

そして、その中で、

うちの息子のケースも具体的に紹介されました。

 

 

 

 

「このお子さんは順当に

合格を勝ち取りました。

 

 

それは、まず、併願の組み方が

とてもうまかった。

 

 

お子さんの偏差値よりも低い学校も

しっかり志望校として組み入れ、

埼玉の開智中学校、獨協埼玉に合格、

千葉の芝浦工大柏専修大松戸も合格。

 

 

 

首都圏の学校も2校合格され、

その後立教新座にも合格されましたが、

結果第一志望校にすすみました。

 

 

 

これは、親御さんが、

本人の性格を考慮して、

本人が安心できるような

受験の組み立てを

したことが合格の要因だと思います

 

との紹介でした。

 

 

そうか、先生はそういう風に

思ってくださっていたのか、

じゃあやっぱり、私の作戦は、

塾の先生からみても正解だったのかと、

大変誇らしい気持ちになりました。

 

 

 

そもそも、息子は、

日能研で一番上の

Mクラスにこそいましたが、

席順はいつも後ろの方。

そう、決して成績上位者

ではありませんでした。

 

 

 

他のお子さんはもっともっと

上位の学校を志望していたのでしょうから、

単純な比較にはなりませんが、

 

 

 

我が家のように、志望校全てに

順当に合格したケースは、

大変稀であったことは

事実のようでした。

 

 

塾でも、日特でも、受験校でも

無理しすぎない、という我が家の方針。

 

 

 

でも、結果的には、それでめいっぱいでした。

精神的にも、肉体的にも、

親子でめいっぱいだったと思います。

 

 

 

でも、こうした方針だったからこそ、

途中で投げ出さずに、

最後まで頑張れたのではないかと

思います。

 

 

 

志望校が難しすぎたら、

試験問題が難しすぎたら、

きっと、息子は、途中で勉強を

投げ出していたでしょう。

 

 

みなさんに伝えたいこと

 

 

とはいえ、私は、

みなさん全員に、

「受験校選びは妥協しましょう」

と言っているのではありません。

 

 

ただ、12歳の子どもにとっては、

中学受験というのは大きな大きな、

予測のできない壁です。

 

 

そして、更に、

自分自身の志望校以外の学校のことを

客観的にみて判断できるお子さんが

どれだけいることでしょう。

 

 

 

お子さんの受験を、

「失敗しかなかった。

今までやったことは全て無駄だった」

と思わわせるような受験校選びをするのか、

 

 

または、

「頑張ったけどダメな学校もあれば、

受かった学校もあった。

結果ご縁のある学校に行けて良かった」

という受験校選びをするのかは、

 

 

やはり、親御さんによる、

受験校選びの手助けや

アドバイス次第なのではないかと、

そう思うのです。

 

 

 

第一志望校への合格まで、

2種類の道があるとして、

 

 

 

①まずは、不合格をもらう。

またもや、不合格をもらう。

それでも、めげずに、頑張る。

結果的に、志望校に合格する。

 

 

 

②まずは、合格をもらう、

また、合格をもらう。

それらをステップにして、

どんどん上にチャレンジする。

結果的に、志望校に合格する。

 

 

 

12歳のお子さんには、どちらが

自然な流れだと思いますか???

 

 

あなたのお子さんは、どちらの道の方が

がんばれると思いますか???

 

 

 

 

どうぞ、お子さんが

頑張ってきた貴重な時間が、

無駄になりませんようにとの願いをこめて、

ママバオーからのメッセージでした。