ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

爪噛み問題③

メンタルヘルスカウンセリングを受けることに

 

 

受験直前期ではありますが、

昨年から続いていたこの

「爪噛み問題」シリーズを、

そろそろ完結しなければいけません!

 

 

 

前回までの話では・・・

 

 

物心ついた時からやめることのできなかった

息子の爪噛み問題が、

中学受験が終わっても全く治らず、

むしろどんどん酷くなっているのを

発見して愕然とします。

 

 

 

考えつくありとあらゆる方法をとっても

改善がみられません。

 

 

私も、息子も、治したいと思っては

いるのに。。。。

 

 

 

とうとう、プロの手を借りるべく、

本格的に皮膚科を

あちこち受診してみることに。

 

 

 

 すると、

ある皮膚科の女医さんから、

「心理的なことが

あるのかもしれないから、

一度相談に行ってみては?」

 

 

 

との指摘を受け、

グッサリと心にささった私。

 

 

 

そう、きっと、

原因はそこかもしれないと

思っていたのに、

心のどこかで、

 

 

 

「いや、これは、ただのクセでしょ!」

と思いこみたくて、

 

 

「心理的な原因」

という疑念を

振り払ってきたのです。

 

 

 

でも、そこに向き合わないと、

私も辛いけど、

一番辛いのは、息子だ。

 

 

 

そこで、心理カウンセリングのことを

思い出しました。

 

 

 

過去、息子が心理的カウンセリングを

受けたことは、

一度だけあります。

 

 

 

それは、日能研の紹介で

知り合った臨床心理士の先生と息子が

面談した時。

⇓その時の様子はコチラ⇓

 

 

 

 

でも、この心理カウンセリングを

受けるという行為自体、

結構勇気のいることなのです。

 

 

 

それは、自分で自分のことを「精神病」

だと決めつけたくないような、

心理的なことを解決できないことを

恥ずかしく思うような、

そんな心理なのかもしれません。

 

 

 

でも、もう、そんなことは言って

いられません。

息子のため、私のため、

家族のために、何か、動かなければ。

 

 

 

そこで、問い合わせるアテがあるかしらと

考えていたら、

主人の会社の福利厚生で、

「メンタルヘルスカウンセリング」

が受けられるということを思い出しました。

 

 

 

そう、昨今、

精神を病む社員が増えているからでしょうか、

そうしたことに取り組んでくれる会社が

あるのですね。

 

 

 

小学校でも、スクールカウンセラーとか、

そうした相談が気軽にできる態勢に

なっているのは、大変

ありがたいことです。

 

 

私は、かなり昔に一度利用したことがあります。

確か、相談内容は、

子どもの発達の相談だった気がしますが、

 

 

 

その時は、

「ただ私の話を聞いてくれるだけで、

多少気は楽にはなるけれど、

全然解決策を示してくれないなあ」

 

 

 

と思い、たった一度でやめて

しまいました。

 

 

 

解決策がみえなくて、

逆にモヤモヤを残したのです。

 

 

 

今度も、そうなってしまったらイヤだな。

そんな否定的な、でも、

藁をもすがる気持ちで、

この「メンタルヘルスカウンセリング」

に申し込んでみることに。

 

 

 

聞けば、プライバシーは厳守

されるとのこと。

また、家族であれば、息子も

受けることができることを

説明されます。

 

 

そこで、受付の方に提案されました。

 

 

 

「お母さまと息子さん二人で

カウンセリングを

受けることもできますし、

お一人ずつ受けることもできます」

 

 

 

とのこと。

 

 

 

私は、息子が心理的な何かを

抱えているのであれば、

まずはそれを吐き出せる機会が

なければいけないと思い、

別々のカウンセリングをお願いしました。

 

 

 

そして、主人にも協力をお願いして、

同日に同じカウンセラーの方に

 

 

 

①まずは、私が面談して事情を話す

②息子がカウンセラーの方と話す

③主人がカウンセラーの方と話す

 この時、息子の許可さえもらえれば、

 息子が言いたいこと、伝えたいことを、

 カウンセラーの方を通じて、

 主人に伝えてもらう

 

 

つまり、カウンセラーの方に、

親子間の橋渡しをしていただこうと

考えました。

 

 

 

そして、息子にも事情を話すと、

意外にも、

「うん、行ってみる」との答え。

 

 

 

知らない人と話すのなんて、

嫌だよと言うのかと思いきや、

すんなりと受け入れたところに、

「あ、何か伝えたいことがあるのかな」

と感じ取りました。

 

 

先生と面談して

 

当日、息子と、

ドキドキしながら向かいます。

 

 

 

 

たわいもない話をしながら、

何か、糸口がみえればいいなと

思いながら。

 

 

 

先生は、女性の先生でした。

多分、年齢は40近くの方でしょうか。

かわいらしい感じの、

柔らかい雰囲気の方です。

でも、下手な愛想笑いなどを

することもなく、誠実な印象を

受けました。

 

 

私は、過去の資料を渡して説明しました。

 

 

 

息子が5年生の時に、

地域の「発達支援センター」に

相談に行った時の資料をお渡しして、

発達障害グレーと診断されるまでの経緯、

いままでも様々大変なことがあったが、

受験は成功したこと。

 

 

今は、学校に楽しく通っていてくれて、

ストレスらしいストレスは感じられないこと。

 

 

しかし、現在、

昔からずっと続く深刻な爪噛みに悩んでいること。

ありとあらゆる手段を試してみたが、

どうしても治る気配がないこと。

 

 

 

家族も本人も治したいと思っていることなどを、

説明しました。

 

 

 

そして、この後本人が話すので、

その話を聞いてあげてほしいこと。

 

 

息子本人の了承さえ得られれば、

息子の本心や、今後の改善方法について、

息子の後にカウンセリング予約をしている

主人を通じて伝えてほしいということ。

 

 

盛りだくさんの内容でしたが、

先生は、私の話しに一生懸命

耳を傾けてくれました。

 

 

先生の意見

 

 

そして、先生はこう言ってくださいました。

 

 

「 息子さんのことでいろいろ

悩んでこられて、

でもご両親で精一杯取り組んで

こられてきたことがよくわかりました。

 

 

いろいろ大変な思いをされてきましたね。

 

 

お子さんは、今は受験期間を

乗り越えて、

学校には楽しく通っているのですよね?

 

 

 それであれば、爪噛みは、

「強迫性神経症」という

大げさな考え方というより、

強く習慣化されてしまった「クセ」

として、強くすりこまれている

 可能性が高いと思います。

 

 

つまり、「手持無沙汰な時

⇒なんとなく指を口元に持っていく」

という習慣化です。

 

 

そうした習慣は、長年にわたって

積み重ねられてきたものだと思うので、

なかなか急には変わらないと思ってください。

 

 

でも、例えば、

手持無沙汰⇒指を口元、

というルーティンを、

手持無沙汰⇒何か別のもので気を

紛らわせる、

というルーティンに変えていくのは

どうでしょう?

 

 

例えばですが、

「クシュボール」という、

握り心地の良いボールでもいいですし、

「ねりけし」のような弾力性のある

ケシゴムでもいい。

 

 

何か、お子さん自身が気に入る

触り心地のものを与えて、

それを触るように促して

みてはどうですか?

 

 

握るものも、

息子さん自身が「選ぶ」

ということが大事だと思いますよ。

 

 

 

そして、大事なのは、

「できた」ことを徐々に増やしていくことで、

何より、息子さんご自身が

「今日は噛まずにいられた」

と思えることが大事です。

 

 

 

お子さんが小さい頃やられていたという、

やるべきことができたら「シールを貼る」

といった方法でもいいので、

できていることを視覚化できると

更にやる気が湧くかもしれませんね。

 

 

 

 息子さんだけでなく、

ご家族全員が乗り越えようと思っているのであれば、

「〇〇君の爪噛み克服プロジェクト」

と称してみんなで取り組んでみてください。」

 

 

 

 

とのこと。

 

 

めいっぱいの有効な情報を得られて、

どれも早速試してみようと思える

方法でした。

 

 

 

頑張ります、やってみます、

と答えたのですが、

私は、まだこの時、

息子の本心を知らないでいたのです。。。

 

 

 

続く。。。。