ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

テストの振り返りは、絶対絶対親がフォローしよう!~その2~【具体的なテストの分析方法①】

 

テストの振り返りは、本当に本当に大事

さあ、前回のブログでは、

テストの振り返りと、分析の大切さに

ついて力説させていただきました。

 

 

そして、それを手助けできるのも、

我が子に何度も何度もあきらめずに

言い続けることができるのも

親だけだよという話もいたしました。

 

 

それでは、親がやるテストの分析はどうするのか?

を、順を追って説明していきますね。

 

 

 

ずばり、やり方は少々細かいです。

でも、なぜ細かいのかという理由、

それは、「テスト直しが大事だから」

に他なりません。

 

 

 

でも、この通りにやっていただけば、

今のお子さんの弱点をつかんだり、

改善点に気づくことは相当簡単です。

塾に相談する前に、ぜひ一度お時間をとって

やってみていただきたいです。

 

 

 

ただし、この通りに真面目にやろうとすると、

はじめはまあまあな時間がかかるかと思います。

私は、全ての作業をするのに、

おおよそ大体1時間くらいはかかっていたと思います。

 

 

 

でも、その1時間を親がやってあげることで、

結果的には、子どもはその1時間を休むことが

確実にできます。

また、親の手助けのおかげで、

息子はテスト直しは嫌がりませんでした。

(これが、子ども一人で1時間も2時間もかかってしまっていたら、

絶対抵抗されたと思います。)

だから、これは、必要な作業だと、

ぜひ割り切っていただきたいと思います。

 

 

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絶対役に立つから頑張って!

 

とはいえ、家事や子育てで大変な毎日、

本当におつかれさまですm(__)m

もしわからない問題が出てきたら、

勉強を教えるのは先生にお任せして大丈夫!!

 

 

 

ただ、しつこいようですが、

我が子の弱点を知り、

その改善のための対策をたててあげられるのは

親だけだと心得て、

なんとかやってあげてみてくださいね!!!

 

 

テストの分析と直しのおおまかな流れ

 

テスト直しについて、

これから細かくアドバイスしていきますが、

おおまかな流れを先に説明しておきますね!

 

 

日能研の採点結果を待たずに親が答え合わせする

⇒回答用紙と問題用紙にチェックする

⇒理科と社会を先に親が分析する

⇒理科と社会は、テスト当日中に子どもと直しをする

⇒算数の基本問題、国語の語句も、

 可能な限り早く(テスト当日か翌日)には

 子どもと直しをする。

⇒日能研の採点結果がでたら、

 算数と国語の細かい分析をする

⇒算数・国語の直しを子どもとやる

 

 

では、細かい作業の説明にうつります。。。

 

1.答え合わせはできるだけ早くしよう

日能研のテストは、試験が終わると、

答えを教室でスキャンして返してくれます。

そして、同時に問題用紙と回答用紙、

答えと解答解説も持って帰ってきます。

 

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これが当日もらってくる解説(解説は部分的です)

 

日能研のWEBサイトで答えが発表されるのは、

大体は翌々日の午後2時とか3時が通常だった気がします。

通常は、土曜日がテストの日が多かったので、

通常は、翌週の月曜の2時とか3時くらいに

採点結果が発表されていたと思います。

 

 

じゃあ、答え合わせも、なおしも、分析も、

それからでいいじゃない、って??

いや、それじゃあ遅いんです。

 

 

そもそも、直しは、

できるだけ子どもの記憶が

新しいうちにやるべきだし、

しかも、通常テストは土曜日。

翌日には日特があるとして、

ズバリ、テスト直しは、

隙間時間を上手に見つけて

少しずつやってしまわなければ、

結局直しもせずにドンドン時間が

経ってしまうことになります。

 

 

だから、答え合わせは、日能研のWEB発表を待たずに、

すぐに、やってください。

 

 

①日能研WEBで「アンサーガイド」と「考え方の指針」を印刷する

採点結果が日能研WEBで発表されるのには

2日くらいかかるとお話ししましたが、

子どものテスト開始時刻を過ぎると、

「アンサーガイド」と「考え方の指針(答案例)」

すぐに印刷することができるようになります。

(*公開模試には「考え方の指針」

 はもともと用意されていません、ねんのため)

 

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左が「アンサーガイド」、右が「考え方の指針」

 

ので、この後の答え合わせでバタバタすることを考えて、

もしご自宅にいるようでしたら、

お子さんが試験を受けている間に、

前もって必ず全て印刷しておくと楽です。

 

 

 

ちなみに、「アンサーガイド」とは、

試験当日配られる「解答解説」よりも更に詳しい

解説のこと。

テスト当日に配られる「解説」には、

一部の解説しかありません。

「アンサーガイド」は、出題された問題の全てについて

細かく解説が書かれているため、印刷必須。

これがあると、答え合わせや分析がかなり楽になります😊

 

 

 

②回答用紙と、解答解説を見比べて、〇つけする

子どもが帰宅して回答用紙を持ち帰ったら、

②をスタートします。

子どもの記入した回答用紙と、

持ち帰った「解答解説」を見比べて、

〇つけをします。

 

 


 回答用紙にはこれからいろいろ書き込みますので、

不正解だった問題の番号にのみつけていくと

回答用紙が見やすくスッキリします。

 

 

注意2

記述問題など、正解不正解が

一目でわからないものは、

正解不正解の判断を後回しにして

構いません。

 

 

 

ここでいちいち立ち止まると、時間の無駄です。

不確かなものについては、

問題の番号に△をつけて後で確認するようにする。

 

 

③②で〇つけをした回答用紙をもとに、

不正解の問題の番号を、問題用紙にうつす。

 

つまり、問題用紙にも、

不正解だった問題の番号に〇をつける、ということ。

(後で子どもと一緒に直しをするときに

一目でわかって大変便利)

 

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不正解の番号にのみ〇をつけてわかりやすく!

 

⇒私は、1の「答え合わせ」の作業を、

子どもが夕飯を食べている間に

やってしまいました。

この作業は、慣れれば15分くらいでできるようになります。

 

 

 

2.答え合わせのしやすい「理科」「社会」から

 間違いパターンの発見と、分析を始める。

 *算数は、正答率次第で直しをやるやらないが決まるし、

  国語は本文を読まないで分析することは難しいので、

  親の答え合わせや分析に時間がかかってしまいます。

  まずは理科、社会から分析を始めれば、

  2教科はテストのその日中に子どもと直しができます!!!

 

 

 

①単純に記憶不足、知識不足な点について

もし、単純な勉強不足の間違い、つまり、

暗記ものの間違いについては、ある程度仕方ないです。

どうか、次のテストい生かすとか、

夏休み中に復習するとかすればいいと思います。

 

ただし、問題の読み間違いや

勘違いがないかは

確認してあげてください。

 

 

また、いわゆる「基本問題」の多くを間違えていたとしたら。。。

やはり、その部分は単純な勉強不足だと思います。

次回のテストに生かすのも大事ですが、

そもそも、解き方が正しくインプット

されているのか、

その正しい解き方が正しくアウトプット

できているのかを

もう一度確認しましょう

 

その確認方法の具体例として、以下の理科でご紹介します。

 

 

 

②理科は、必要な作業をしているかを確認する

例えば、「理科」で我が子がつまづいたのは、

「電流」と「水溶液」です。

 

「電流」のテスト結果が安定していない。

テストの問題用紙をよくよく見てみると、

教えられた解き方をしていませんでした。

そもそも、電流の問題は、

電池や豆電球の図に、

電流の強さを数字にして書き込むことは

必須です。

 

 

頭で計算して正解することは、

まずないと言っていいと思います。

なのに、それをしていない。

それを、することをさぼっている。

だって、問題用紙に、

何も書きこまれていないのですから。

そこは、本当にしつこく、

厳しく、何度も注意しました。

 

 

さらに言うと、そもそも、

電流と電池の関係性の知識もあやふやでした。

それに気づけたのも、テスト直しのおかげ。 

 

 

なんだかんだ、結局、

電池の直列並列の解き方を理解するのに、

相当時間がかかりました。

あまりにも理解が難しいようだったので、

途中、ネット動画などで手助けをしたりしました。

(基本的に勉強を教えないようにしようと

思っていたけれど、仕方なく(-_-;))

 

 

最終的には、夏休み中になっても

理解があやふやなことに気づいたので、

今までの電流の問題を全てコピーして(栄冠や小テスト全て)、

答えと組み合わせて、何度も何度も解かせました。

図に書き込みながら解くようにとも、

何度も何度も何度も何度も言いました。

(だって、やらないから(-"-))

 

 

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切り貼りしたものをコピーして何度もやらせました

 

 

結果、受験に間に合ったのも、

テスト結果を分析していたから。

電流を理解していないことにすら

気づけずにいたら、

そのまま受験本番まで行ってしまって

いたと思います。

だから、やはり、私が弱点に

気づいてあげられてよかったと思っています。

 

 

 

他、数溶液についても、酸性アルカリ性とか、

気体か液体かなどの知識は

なかなか頭に入りにくかったようでした。

そこで、それは放置せずに、

「できなかった項目」として、

必ず克服する必要があります。

 

 

私は、水溶液の表を印刷してトイレに貼り、

ことあるごとに息子と確認しました。

 

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忘れるのが普通と思って、あきらめず何度も確認!

 

③「社会」の漢字間違いは命取り

社会の回答には、漢字がつきものです。

理科でも多少は漢字を使いますが、

社会では、地名人名と、固有名詞が沢山出てきますよね。

これ、正確に覚えてないと、

もちろん、バツなんです!

 

 

でも、この漢字を、

おぼえていないのならまだしも、

間違って覚えてしまっているのが

一番厄介。

なぜなら、

一回間違ってインプットされてしまうと、

後から直すのがかなり大変だからです。

 

 

だから、テストで間違えていたとしたら、

その後、何度でも同じ間違いをすると思ってください。

 

 

 

塾に行くと、テストで出た間違えやすい人名の

不正解の答案の数々が紹介されていました。

まあ、バリエーションに富んでること!!

例えば、「福沢諭吉」の「諭」が、「論(ロン)」

になっていたり、「輪(ワ)」になってたり。。。

 

 

 

で、先生のコメントも、 「いつまで間違えるの?」

って笑。

そこで、私は社会専用の「言葉ノート」

なるものを作って、

社会のテストで間違えた漢字、

間違えやすい漢字はそこに書き留めました。

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一冊専用のノートを作ろう!


 

書き方は、ノートを上下で半分に区切り、

上の段にカタカタ、下の段に正しい漢字を書きました。

で、ふとした隙間時間に、

その言葉ノートで度々チェックして、

何度も何度も何度も何度も確認しました。

うちの息子の場合は、大変根気のいることでした。

 

 

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めちゃめちゃ勘違いして覚えてました(;´Д`)

 

なぜなら、一度間違えておぼえてしまった漢字は、

なかなか直らないから。

息子は、同じ漢字間違いを、

別々のテストで3回くらい間違えて、

それでも直らなかったことがあります。

 

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特に気を付ける部分をチェック!

 夏季講習中も注意が必要です!

 

ここからの注意は、これから書く「夏季講習中の勉強法」

のブログでも念を押そうと思っていた内容です。

この作業、テストで漢字間違いに気づければまだいい方で、

 

 

 

一番やっかいなのは、

子ども一人で勉強している時に、

ひたすら間違った漢字で勉強して

しまっていることが

かなり多いということです。

子どもは、気づかなければ、

ひたすら間違った漢字で延々

勉強し続けます。

つまり、間違った漢字を使っている、

ということは、

子ども自身で気が付くのはかなり困難、

ということです。

 

 

 

ので、栄冠の答え合わせにしても、

夏休み中の宿題(メモリーチェックは特に注意)にしても、

社会の漢字についてだけは、

それだけは親が答え合わせのチェック

をしてあげてほしいのです。

 

 

つまり、漢字だけは、間違って覚えていないかを見てあげて、

間違っていたら、「社会言葉ノート」に書き留める。

息子は本当にしつこくしつこく何度も何度も同じ間違いを

してくれたので、大変苦労はしましたが、

やはり、間違いに気づいてあげれて良かったし、

それが合否を分けたとも思っています。

 

④理科、社会共通でグラフや図の解き方を正しくやっているか

 理科、社会共通で、グラフや図の解き方を

正しくやっているか否かも、大変重要です。

 

 

というのも、ここ最近の試験問題の傾向として、

更にグラフや図、表を読み取らせる問題が

ますます増えています。

つまり、図やグラフ、表の正しい解き方を

早く身に着けることが大変重要なのです。

 

 

 

例として、グラフや表が出ていたとして。。。

子どもさんは、そもそも、

グラフに線を引いたり、

表の数字に〇をつけたりしていますか?

まず、しているかしていないか、

それに気づいてあげてください。

それに気づけるのは、

問題用紙を見ている親だけです。

 

 

もし、その作業をしないで不正解になっている場合は、

ただの不注意。

表やグラフをなんとなく眺めて解いているから

不正解になるのです。

どんなに面倒くさくても、

えんぴつで表に書き込み、

グラフの数字を正確に読み取りさえしていれば、

正解する問題がほとんどのはずです。

 

 

うちの息子は、「とにかくさっさと解きたい」

が最大の弱点だったので、

こうした一見面倒な作業をことごとくやらずに、

散々不正解をくらってきました。

 

 

そこで、しつこく言い続けたのは、

「図や表、グラフの問題は、

正解がそこに書かれているチャンス問題だよ。

書き込んで〇をつけて視覚化しさえすれば、

必ず正解できる。

そのために、絶対に絶対に書き込んでね」

と。

 

 

 

日能研の理科の先生からも、

「理科の問題は、視覚化できた子、

つまり、面倒がらずにえんぴつを動かせた子と、

それをしない子で大きな差がつきます」

とは、

保護者会の度に言われた内容です。

 

 

 

 

さあ、ここまでの作業を読んでいただいて、

「なんて大変なんだ!」と思われましたか?

 

 

でも、ポイントは、弱点に気づくこと、のみなので、

基本的には、勉強は教えなくていいのですから、

「知識の定着は追々で間に合う」

と割り切ってサクサク進めましょう。

ただし、社会の間違った漢字の記録だけは、

お忘れなく。

 

 

子供の限られた貴重な時間のためには、

なんとかテストを受けたその日中に

少しでもテスト直しを効率的に進めるために、

テスト当日は、1と2まではがんばって親一人で

やってしまってください。

 

 

 

親一人でやるのはここまで。

次からは、子どもと一緒にやる作業にうつります!

 

3.2の分析をもとに「理科」「社会」を子供と一緒に直しをする

 前述「2」の注意点を心に留めて、

 子どもと一緒に直しをしましょう。

 

 

 子どもは軽く「あ、間違えちゃった」とか

「次は気を付ける」とか言うと思いますが、

分析結果をもとに、

「図には必ず書き込めば解ける」ということや、

「漢字は正しくおぼえる」といった具体的な、

かつ次に役立つ方略的なアドバイスを

ありのまま事実として子どもに伝えましょう。

 

 

 

そして、最大のポイントは、ここですね。

「子どものミスは、簡単には直らないと心得よう」

どうぞ、何度も何度も、あきらめずに、

指摘してあげてください。

それができるのは、親である、あなただけです。

でも、必ずそれが報われる日が、

その意味をお子さん自身が理解してくれる日は、

必ずきます。

その暁には、受験合格も目の前です!

 

 

 

 

次回は、翌日やってもOKの「算数」「国語」

の直し&分析についてです!!!