そもそも、夏休み中大事なこと
前回は、夏休み期間中に親ができることとして、
全教科に共通する、
大事なこと4つをお伝えしました。⇓
1、夏休み期間中の計画表を作る
2.一日を規則正しく送らせるようにする
3.朝の勉強がすぐに始められるように
スタンバイしておく。
4.TO DO リストを前もって作っておく
ここからは、
4科毎の細かい勉強の注意点と、
これをやって間違いなかった!
というポイントをお伝えしたいと思います!!!
・・・が、前もってお伝えしたいのは、
夏休み中は、まず、基礎固めに注力してください!
ということ。
応用問題や高度な問題に手を出しすぎたり、
ましてや、過去問に手を出したりすることは
避けてください。
間違っても、過去問なんてやらせないでくださいね。
絶対、合格点はとれませんし、自信を失うだけですから。
夏休み中は、じっくり時間がとれる最後のチャンス。
つまり、弱点強化の最後のチャンス。
そもそも、基本問題ができなくして、応用問題はできません。
受験問題は、応用問題のオンパレードですが、
やはり、まずは、基本問題ができていることが前提です。
そして、その基礎固めも、弱点探しも、
夏休みに克服するラストチャンスです!
と、とにかく、基礎固めを確実に、を心に留めたうえで、
以下のアドバイスをお読みください!!!
1.国語
優先順位の順番にご紹介(①~③は同率1位かと思います)
①夏季講習テキストの語句(第1回~36回)・・・1日1回分
②夏季講習テキストの語句演習(全20回分)・・・1日1回分
③夏季講習テキストの漢字演習(1ページ50問が6回分)・・・1日1ページ
④6年生になってからもらった「計算と一行題」の漢字
⑤自作の「言葉ノート」
国語の、漢字と語句は、得点源です。
やっていたら、やっていただけ、得点がとれます。
特に、男子校は、語句がかなり重視されていた
(配点が高かった)実感がありました。
ので、まずは、夏季講習テキストの、
①語句(第1回~36回)・・・1日1回分
②語句演習(全20回分)・・・1日1回分
③漢字演習(1ページ50問が6回分)・・・1日1ページ
は、必ずこなしてください。
これを落とすのほど勿体ないことはありません。
①の語句と、②の語句演習は少し内容が似ていて、
ことわざだったり、敬語だったり、
慣用句だったりが項目毎に、
1ページにまとめられています。
それらのうち、汎用性の高い
(つまり、出題頻度の高い)問題が多数掲載されていました。
①と②は、さほどの分量はありませんので、
一日1ページずつやっていくのに
ちょうど良いと思いますから、
まずは夏休みの計画表に組み込んでしまっていいと思います。
また、③の漢字演習も基本の知識になりますので、
こちらも毎日やりましょう。
うちは、漢字で確実に得点をとりたかったので、
①~③にプラス
④6年生になってからもらった「計算と一行題」の漢字
をやりなおしました。
漢字の小テストのために、
前期に毎週コツコツ勉強していたはずが、
案の定、かなーり、忘れていました(笑)
もちろん、かなりかなり受験本番で役立ちました。
また、息子がテストで間違えた漢字を書き留めた、
⑤自作の「言葉ノート」は息子の弱点がつまっていたので、
こちらも夏休み中に何回も見直ししました。
↑この記事の中の、
「5.子どもと一緒に、国語の漢字と語句の直しをする。」
を参照ください!
一度テストで間違えた問題は、
再度間違える可能性大の問題ですので、
どうぞ、見直しはお忘れなく!
テストの振り返りや分析が、
大変でできなかったというご家庭も、
6年生の前期のテストで間違えた漢字だけは
「言葉ノート」を作り、
そこにピックアップして
練習することをお勧めします!!!
他、肝心な読解については、
夏休み中にどんどん力がついていくかと思います。
私としては、家庭学習で、読解の強化までは欲張らなくていいかと。
読解は、、授業をしっかり受けることに注力!
漢字や言葉の知識は、
自宅学習で徹底的に身に着ける!
でいいかと思います。
2.社会
社会でやるべきことは以下の通り
①メモリーチェック
②夏季講習テキストの「共通問題」
③夏季講習テキストの「コース別問題」
の授業でやった部分&やっていない部分
①メモリーチェックの丸つけだけは親のフォローを!!!
これは、「テストの直しや分析は親が手助けしよう」
というブログでも強調したことなのですが、
あまりにも重要なことなので、
ほぼ同じことを繰り返しお伝えしますね。
*緑字の部分は、以前書いたブログからの引用です!
(つまり、どれだけ我が家が困ったか、
どれだけ重要か、ということが言いたいのです!)
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社会は、漢字がキモです。
社会の回答には、漢字がつきものです。
理科でも多少は漢字を使いますが、
社会では、地名人名と、固有名詞が沢山出てきますよね。
これ、正確に覚えてないと、もちろん、バツなんです!
でも、この漢字を、おぼえていないのならまだしも、
間違って覚えてしまっているのが一番厄介。
なぜなら、一回間違ってインプットされてしまうと、
後から直すのがかなり大変だからなのです。
だから、テストで間違えていたとしたら、
その後、何度でも同じ間違いをすると思ってください。
塾に行くと、テストで出た間違えやすい人名の
不正解の答案の数々が紹介されていました。
まあ、バリエーションに富んでること!!
例えば、「福沢諭吉」の「諭」が、「論(ロン)」
になっていたり、「輪(ワ)」になってたり。。。
で、先生のコメントも、 「いつまで間違えるの?」って笑。
そこで、私は社会専用の「言葉ノート」なるものを作って、
社会の間違えた漢字、
間違えやすい漢字はそこに書き留めました。
書き方は、ノートを上下で半分に区切り、
上の段にカタカタ、下の段に正しい漢字を書きました。
で、ふとした隙間時間に、その言葉ノートで度々チェックして、
何度も何度も何度も何度も確認しました。
うちの息子の場合は、大変根気のいることでした。
なぜなら、一度間違えておぼえてしまった漢字は、
なかなか直らないから。 息子は、同じ漢字間違いを、
別のテストでも3回くらい
間違えて、それでも直らなかったことがあります。
この作業、テストで漢字間違いに気づければまだいい方で、
一番やっかいなのは、子ども一人で勉強している時に、
ひたすら間違った漢字で勉強してしまっていることが
かなり多いということです。
ので、今度「夏季講習中の勉強法」のブログ
でも念を押そうと思っていたのですが、
(↑**今の、この記事のことですね、正に)
子どもは、ひたすら間違った漢字で
延々勉強し続けます。
つまり、間違った漢字を使っている、ということは、
子ども自身で気が付くのはかなり困難、ということです。
ので、栄冠の答え合わせにしても、
夏休み中の宿題にしても、
社会の漢字についてだけは、
それだけは親が答え合わせのフォローをしてあげてほしいのです。
つまり、漢字だけ、間違って覚えていないかを見てあげて、
間違っていたら、ノートに書き留める。
息子は本当にしつこくしつこく何度も何度も同じ間違いを
してくれたので、大変苦労はしましたが、
やはり、間違いに気づいてあげれて良かったし、
それが合否を分けたとも思っています。
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・・・と、しつこくしつこく、
社会での漢字の間違いに
早くから気づいてあげることの
重要性をお伝えしてきました。
でも、そんなの親がいちいちやるのは大変!
と思われた親御さんも多いかと思います。
もちろん、社会のメモリーチェックは、
ある程度ページ数をこなしたタイミングで、
自分で丸付けをし、回答の冊子だけを
教科担当の先生に提出していました。
すると、社会の担当の先生から、
子ども自身が気づかないで正解にしてしまっている
漢字の間違いを指摘されて、
そこで初めて間違い&勘違いに気づくことが
大変多くありました!!
まあ、そこで一回指摘されたくらいで、
子どもが素直に直して、以後間違えないのなら
それでいいかもしれませんが、
子供は、いかんせん、しつこい!!
しつこく、間違える生き物です!!
夏休みが明けてから、
散々間違えて覚えてしまった
漢字の勘違いを正すことに
取り掛かっていたら、
それこそ間に合わないこと間違いなし!
です!
だから、社会のメモリーチェックの漢字だけは、
夏休み中答え合わせの時に親御さんが
寄り添ってあげて、
漢字の間違いに気づいてあげる
⇒そこで間違いに気づいたら、
「社会の言葉ノート」に記録して何度も確認する、
を繰り返すことを、強く強くおすすめします。
メモリーチェックの進捗にも目を配ろう!!3冊はやると覚悟!
更に、メモリーチェックの進捗については、
可能な限り目を配ってあげてください。
メモリーチェック1冊でもかなりな分量なので、
1冊終了するのにも結構な時間と労力を費やします。
でもでもでも、実は、メモリーチェックは、
一冊やったら終了ではありません。
うちの教室の場合は、一冊やり終わったら、
新しい回答冊子を渡され、
もう一度始めから解くよう指示されました。
で、2冊目が終わると3冊目、
3冊目が終わったら4冊目。。。というように、
エンドレスです、と言われていました。
そして、息子は、なんだかんだ、4冊目まで突入しました。
でも、これも、私がチェックして、
促して、その結果です。
息子みずからなんて、
やってませんでしたよ、やっぱり(#^ω^)
もちろん、このメモリーチェックを
まめに提出するように、
先生は散々促してくださっている
ようなのですが、子供はね、
そんなこと親には言わないのです。
密かに、先送りにする。
2冊目をやれと言われているのに、やっていかなったりする。
下手すると、夏休みの終わり頃ギリギリになって、
やっとこさ1冊目を提出するなんて子供もいたらしいので、
やはり、親が目を光らせる必要があるのです。
うちの息子も、当然、一冊終わった時点で、
2冊目をもらったことは黙っていましたからね(#^ω^)
放っておいたら、やらなかったのではないかと思います。
で、うちの場合は、2冊目までは、一冊目で正解した問題も
全て解くように先生から指示されていました。
だって、子どもなんて、すぐ忘れますからね、
何回もやって初めて記憶が定着しますから、
そこは腹をくくりましょう。
で、3冊目でようやく、2冊目で不正解だった問題だけを
解けばでいいと言われましたが、
ほぼほぼ全て解けるようになったのは、
4冊目が終了した時でした。
子どもは、丸付けを平気でごまかします、悲しいけど
あと、こちらも「子供が丸つけをごまかす問題」記事でも
書きましたが、
メモリーチェックの答え丸写しも、
普通にあることだそうです。
以上に提出の早い子は、怪しいとは先生談。
やはり、可能な限り、
答えは親管理を基本にすることを
オススメします!
これは、「子供が丸付けをごまかす問題」の記事でもしつこく
言った内容ですね。
そうすれば、子どもの嘘やごまかしに
イライラする必要もなくなるし、
同時に漢字チェックもできますからね!
なんだかんだ、社会は知識ありき
ちなみに、社会という科目は暗記物ではない、
知識をもとに、事象の理由であったり、
他の事象とのつながりを考えられなければ
点をとれないと言われている昨今ですが。。。。
やっぱり、まずは、暗記(知識)ありきです。
知識なしに、論理的もくそもありません。
ちなみに、このメモリーチェック1冊が丸々頭に入っていれば、
ほぼ偏差値60くらいのレベルになるそうです。
ご参考までに。
②夏季講習テキストの「共通問題」
③夏季講習テキストの「コース別問題」
の授業でやった部分&やっていない部分
夏季講習中は、クラスのレベルに合わせて、
基本問題の中でも、授業中にやる問題、
やらない問題があると思います。
その際、授業でやった問題は、
子どもに必ずチェックしてくるように
言ってくださいね。
そして、その時、できなかった問題にも、
必ずチェックを入れるように言ってください。
しつこく言いますが、受験は、できない問題が、
わからない問題ができるようにさえなれば
受かるのです。
だからこそ、できなかった、不正解だった問題を
見過ごさないこと。
それだけど、ひたすらつぶすことに注力してください。
そして、我が家では、
社会の授業の翌日は、以下のことをやりました。
●授業でできなかった問題をやり直す
●授業でやらなかった共通問題だけは必ずやる
(共通問題は、基本的な問題なので、最低限
それだけはできてほしかったので)
●余裕があれば、
③夏季講習テキストの「コース別問題」
のやっていない部分
についても、先生の指示があった問題はやりました。
ここでも、大事なのは、欲張らないこと。
まずは、メモリーチェックでの基礎固め、
授業でやった問題の見直しと共通問題の確認で
更なる基礎固め。
コース別問題は、なにがなんでも全部やる必要はないかと思います。
次回は、算数と理科について、「夏休み中に親のできること」
をお伝えします!!!