ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

爪噛み問題②

皮膚科医の意見、あれこれ

 

受験後に、ボロボロの爪を

発見する以前にも、

小学校高学年の時から、

時々皮膚科の先生に

相談をしたことはありました。

 

 

 

わざわざ、爪噛みのために、

という受診ではなく、

例えば、足に「タコ」ができた時、

そのタイミングで、

さりげなく、爪噛みのことを

相談したりしました。

 

 

その時の見解は、①と②でした。

 

 

①A医師の見解

「爪噛み?」年ごろになったら、

周りの目を気にしてやらなくなるでしょ、

癖だよ、クセ!!

 

 

⇒先生、それっていつですか?

 そういう気持ちで見守り続けて、

 もう、高学年になっちゃったんですけど。。。

 

②B医師の見解

爪噛みや周りの皮膚を口に

入れてるのね、遺伝ですよ!!

(超、ドビックリ!)

 

お母さんもそういうクセありませんでしたか?

 

はい、実は、私も小学校の時爪噛みの

クセはありました。

今でも、ささくれとかは、

気になってむしりたくなります。

 

 

でしょ?

うちの嫁も、子ども達も、

いまだにどんなに話してもやめませんもん。

そう、遺伝なんですよ!

 

 

だから、悩んでも仕方ないですよ。

 

 

⇒マジですか、先生。。。。

 でも、だとしたら、絶望的なんですけど。。。

 

 

*ちなみに、爪噛みが遺伝であるという説は、

ネットで調べると、

確かにそういう見解をしている医師がいてビックリ。

 

 

でも、遺伝だからあきらめるとか、

そういうつもりはなかったので、

今となってはよくわからない見解です。

 

 

息子とも、話し合い

 

そうこうしているうちに、

時は経ち、

受験後に、ボロボロの爪、

完全に肉にうずもれた爪、

ほとんどなくなりかけている爪を発見。

 

 

 

更に問題だったのは、

指先にイボができてしまっていたこと。

 

 

イボは、細菌性のものなので、

放っておくと広がっていきます。

 

 

また、完治には非常に時間がかかるのも

その大きな特徴。

 

 

 

以前、息子や娘の足にイボができた時は、

液体窒素(ドライアイスみたいなので

わざと低温火傷させて治す方法ですね)

による治療を何回も何回も通って、

やっと治したことがあり知っていました。

 

 

 

そこで、改めて、息子と話し合いをすることに。

できるだけ、問い詰めないように

気を付けながら、

 

●そもそも、どうしてやっちゃうの?

⇒わかんない、気づいたら噛んでる

 

 

●どういう時やってると思う?

⇒テストの内容がわからないとか、

イライラするとき・・・かなあ?

 

●もう受験は終わったし、

そんなにストレスをかんじる場面も

ない気がするし、

普段テレビ見たり家にいる時も

やってると思うけど、どう思う?

⇒そっか、自分では無意識でやってるかも

 

 

●ばい菌がはいっちゃうし、

周りかた見てもみっともないし、

そもそも、こんな爪の形じゃあ、

将来できることも限られてしまうし、

この爪を見たらみんなビックリしちゃうよ。

自分ではやめたいとは思わない?

⇒やめたいと思う。

でも、どうしていいかわからない。

 

 

 

と、息子も治したいと思ってくれてることを

確認。

 

 

 

そして、改めて、別の

皮膚科を受診してみることに。

すると、こんな見解が。

 

 

 

③C医師の見解

は!?

で、なんでやるの!?

(と、息子の高圧的に詰め寄る)

 

 

やめたいんでしょ?

じゃあ、やめればいいじゃない!

 

 

だって、指先って本当に汚いんだよ?

それを全部口の中に入れてるってこと

なんだから、相当不衛生だって

自分でわかってる?

 

 

イボもね、爪噛みして傷口が

できると、そこからどんどん

広がって行って、永遠に治らないんだよ?

 

 

私は悪い部分は治すけどさあ、

患者さんが自分でやってることは、

治せないよ。

 

 

 

やめなさいよ、そんなの、

みっともないじゃん!

 

 

⇒ごもっともすぎる意見だと思いましたが、

私達が悩んでいる気持ちは一つも共感して

もらえず、親子でいたく傷つき、

この医師には、

二度と受診してません。

 

 

自分なりに、調べてみる

 

 

この時に、爪噛みごときで、

お医者さんに頼ってはいけないのだと

思い込み、私は、自分なりに

いろいろ調べてみることに。

 

 

 

すると、様々な原因と対処方法が紹介されています。

 

●見守る

⇒散々見守ってきたから、これはなし

 

●子ども自身に自覚させる

⇒子どもも、雑菌が入ること

 

 

●ストレス

⇒受験期間中のストレスは仕方なかったとして、

受験は終わったのだから、治してほしい

 

 

●バイターストップを使う

⇒どうせ無駄だとわかってるから試さず。

 

 

●テープでおおう

⇒医療用テープで、

特に気になる爪だけを覆ってみました。

でも、そうすると、覆ってない

爪を噛んでしまうよう。

また、テープはすぐにとれてしまうし、

見た目も気になるしで、

結局長続きせず。

 

 

 

●マニキュアやジェルネイルで

コートしてしまい、噛みにくくすればよい

 

 

⇒そっか、これだ!と、思いました!

 

ジェルネイルをやり続けてみたものの

 

 

私は、趣味で自分でジェルネイルをしています。

そうだ、この特技を、生かさない手はない!

と思い立ち、息子に打診すると、

やってもいい、とのこと。

 

 

そして、せっせとコート。

 

 

ぶっちゃけ、塗る爪自体がうずもれているので、

どうしたらいいものかと思案。

でも、やってみなきゃ始まらないから、

なんとか塗ってみます。

 

 

できた!

 

 

ほとんど爪が欠損している指以外は、

ピカピカの仕上がり。

 

 

息子の反応、

「わ、キレイだね!」

と、大変満足そう。

 

 

確かに、人口の素材で

厚みを出しているし、

表面もツルツルの仕上がりなので、

見た目は非常にキレイなのです。

 

 

 

しかし、今後相当用心しなければ

いけないなと思っていました。

 

 

 

というのも、ジェルネイルは、

爪の先端の部分(エッジといいます)

にも塗る必要があるのですが、

息子の場合は、爪の先端が肉の中に

うずもれているため、

エッジまでジェルを塗ることができていません。

 

 

そういう場合は、ジェルネイルは

非常にはがれやすく、もちが悪いことを

知っていました。

 

 

でも、根気強くやり続けようと

覚悟を決めます。

 

 

案の定、たったの2日で、

ジェルネイルがはがれている爪を発見。

 

 

 

塗りなおし。

 

 

 

また数日後、また剥がれている。

 

 

塗りなおし。

 

 

 

これを、何度繰り返したでしょう。

来る日も来る日も、塗りなおし。

 

 

 

とはいえ、

ラッキーなことに、

このジェルネイル対策をやり始めたのは、

夏休み期間中だったため、

時間的にも余裕があり、

見た目を気にする必要もなく

良かったのですが。。。

 

 

 

正直、ジェルネイルは、

塗るのに結構時間がかかるのです。

爪の甘皮をキレイにしたり、

爪の表面をある程度キレイに整える必要が

あるからです。

 

 

でも、仕方ないわと、延々治します。

 

 

ほぼほぼ、数日毎に

何本かを塗りなおす。

 

 

そうこうしているうちに、

剥がれいない指でも、

根本が伸びてくるので、

定期的に、全部のネイルをおとして、

全部塗りなおす。

 

 

1時間くらいはかかります。

 

 

 

そうこうしているうちに、

1か月が経ったでしょうか。

 

 

なんだか、爪らしい爪がだんだん

伸びてきていることに気付きます。

 

 

親子で大喜び。

 

 

 

なんと、爪切りで爪を切れるようにまで

伸びてきてくれたことに

感激!!

 

 

この方法で、間違いなかったわ、

と鼻息を荒くする私。

 

 

 

しかし、まだまだ「持ち」はかなり悪く、

通常であれば、3週間か1か月はもつ

はずのジェルネイルが、

まだ1週間くらいで剥がれてしまいます。

 

 

 

その間も、

ジェルの種類を変えてみたり、

下処理を念入りにしてみたり、

工夫をこらします。

 

 

 

どの爪をいつやって、

何日もったか、

記録もつけてみます。

 

 

でも、もちません。

 

 

 

 

なにか、おかしい。。。。

 

 

 

 

ある日、気が付いてしまいます。

 

 

ジェルネイルをしている爪ですら、

息子が噛んでいることに。

 

 

どうりで、

息子のジェルネイルは、ペロンと、

あまりにもキレイにはがれているわけだと

納得。

爪の形、そのままに、

抜け殻のように、机の周りに

落ちているのです。

 

 

ショックでした。

万策尽きた気がしました。

 

 

 

それでも、数週間は、

息子にもなんとか言い聞かせて

ジェルネイルを続けてみたのですが、

それでも同じことの繰り返し。

 

 

そうこうしているうちに、

私には、イライラがどんどん

溜まっていっていました。

 

 

剥がれた爪を見るたびに、

「またか!」

といういらだち。

 

 

自分のやっていることを中断して

ネイルをする。

また翌日とれている。

ある日、それが限界を迎えます。

 

 

私は、息子の前で大泣きをしました。

「どうして、どうしてこんなに

頑張ってるのにやめてくれないの!?

もういやだよ!」

 

 

私の、正直な気持ちでした。

 

 

終わりがみえなくて

万策尽きた気がして、

たかがクセなのに、

そこに頑張りすぎた結果

爆発してしまった私。

 

 

息子は、ただ

「ママ、ごめんね」

とうなだれるばかり。

 

 

 

 ああ、これではいけないと、

思い立ちました。

 

 

 別の皮膚科を受診して 

 

自分のイライラに我慢できず、

爆発してしまった後。

 

 

なんともいえない恥ずかしさと

やるせなさ。

息子に申し訳ないという気持ち。

 

 

なんとか、突破口を見出したくて、

更に別の皮膚科を受診してみました。

 

 

そこは、優しそうな女医の

先生がやっているクリニック。

相当な患者さんの数で、

その混雑っぷりにビックリ。

 

 

まずは、イボの診察をしていただいた

後に、処置していただきながら、

爪噛みのことを相談してみました。

 

 

 

④D医師の見解

 

うーん、なんでだろうねえ?

だって、自分も痛いでしょう??

爪先ってねえ、ばい菌が一杯なんだよ。

 

 

で、君は、やめたいと思うのかな?

 

(息子、はい、と答える) 

 

そっか、やめたいのかあ。

 

 

あのね、ほら、こんなに痛そうじゃない?

まずね、クセになっちゃってるのだとは

思うけど、とにかく自分を傷つけるのだけは、

ダメなんだよ。

 

 

わかるかな?

 

 

(息子、うなずく) 

 

 

お母さん、ひょっとしたらね、

心理的なものもあるかもしれないから、

そういうところに一度相談してみても

いいかもしれないわね。

 

 

 

・・・私、この先生のお話しを聞いた時、

ああそっか、と思ったのです。

 

 

 

 そうだ、もう、迷っているのはやめよう。

自分の力だけでどうにかしようと

しているから爆発してしまうんだ。

 

 

 

専門家の人に助けを借りてみよう、

行動をおこしてみよう、

そう思ったのです。

 

 

続く。。。