ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

とうとう始まったよ、中二の息子の思春期

前回は、私が再就職したことによって起こった

いろいろな良いことを話しました。

 

 

今回お話するのは。。。

 

とうとう始まったよ、中二の息子の思春期

 

です!!!

 

かつてADHD全開だった長男にも、

とうとう訪れましたよ、思春期が。

 

ちなみに、息子はもともと、

非常に非常に幼い子でした。

幼い、というのは、同世代の子に比べて、という意味で。

それは、ADHDによるものが大きかったのだと思いますが、

受験期は、とにかく、その幼さとの闘いでした。

 

 

まず、無邪気で明るく楽しいこと大好き。

でも、周りの空気が読めないで、

はしゃぎすぎて怒られる。

 

 

一見素直、でも、それは適当に答えているだけで、

実は相手の真意を全く理解していない。

ので、結果的に指示通りのことはできない、間違える。

 

 

自制心が効かない。

妙に親に頼る。

打たれ弱い。

などなど。

 

 

事情を知らない周りの友人には、

「素直な良い子だねー」とはよく言われました。

 

 

が、小学校五年生にもなって、

主人の上司のお宅に家族でお邪魔した時、

「こんにちは」も言わないで部屋の奥に走っていき、

ソファに飛び乗る、って、それは、

幼いという言葉では片付けられないものだと思いました。

(この時の恥ずかしさは今も忘れられない)

 

 

 

さあ、それだけ幼かった息子さん、

思春期の変化としては

 

①前に比べると、あまり話さない。

②自分が周りからどう見られてるかを気にかけている

③時に、あからさまに、イライラしている時があり周りに八つ当たり

④明らかに自立心が芽生えてきている

 

①前に比べると、あまり話さない。

 

①について

前は、思ったことはすぐに口に出すけど、

人の話を聞くのは大の苦手だった息子が、

単に口数が少なくなりました。

でも、友人とライン電話でゲームの話とか

してる時は、まあものすごい盛り上がりようですが。

 

 

彼なりに、何か深く考えてるんでしょうかね。

私は、あまり深くつっこまず、

「困ったことがあったら言ってね」くらいに、

軽く接しています。

 

②自分が周りからどう見られてるかを気にかけている

 

②について

ある日ふと、

「僕ってどんな人だと周りから思われてるのかな」

と尋ねてきてビックリしました。

あんなに、周りはお構いなしだった息子が、

周りの評価などを気にするようになったのか!

と。

 

 

気にしすぎはよくありませんが、

人並みに周りの目を意識できるようになるのは

よいこと。

そして、自分って何なのかなと、

自我がまた芽生えてきたのかなと思った

出来事でした。

 

 

③時に、あからさまに、イライラしている時があり周りに八つ当たり

 

もともと穏やかで、

めったに本気で怒ることのない息子ですが、

例えば、妹が、テレビゲームをしている画面の前を横切ると、

「邪魔!!」と、なかなかな剣幕で怒ったり。

 

そういう時、妹は、お兄ちゃんどうしたの!?

という顔で私を見ます。

 

 

頭ごなしに怒るのも違うなと思ったので、

少し時間が経ってから、やんわりと、

「妹は、キツい言い方されるとショックみたいだよ」

と伝えるようにしています。

すると、うん、と答えてくれるので、

きっとわかってくれてるかなと思ってます。

 

 

そして、妹には、お兄ちゃんは今思春期で、

そういう時はホルモンっていう薬みたいなものが

大量に出るから、

急に笑いたくなったり急に悲しくなったり

急にイライラしたりするもんなんだよ、

でもお兄ちゃんも悪気はないんだよーと伝えると、

なんとなく理解してくれています。

 

 

私も、自分の思春期は、

精神的に不安定だったから、大騒ぎしない程度に、

でも、いやな時はふつうの口調で伝えるようにしています。

 

 ④明らかに自立心が芽生えてきている

④について

これ、これが最高に嬉しい変化です!!

 

 

お恥ずかしい話ですが、

中学に入学してからも、息子の定期テスト前は、

私はある程度気にかけてきました。

 

 

というのも、あの受験をくぐり抜けたはずの

生徒さんたち、ホント、

一気に気が抜けるのか、

成績がひどいありさまな子、かなりいるのです。

 

 

せっかく良い学校に入学したのに、

結果的に大学に上がらなかったらシャレにならん。

という気持ち。

 

 

あとは、それまで幼かった息子が、

中学に入学したら突然大変身するわけもなく、

相変わらずの読み間違い、

相変わらずの読み飛ばしをして、

試験範囲すらきちんと把握していませんでした。

 

 

ので、1年生の時は、

「いずれ、あなたに任せたいから、

今は勉強の仕方だけ教えるね」

と前置きして、範囲の確認の仕方、

スケジュールの立て方などを少しアドバイスしていました。

 

 

もちろん、勉強の内容はほぼノータッチで。

 

 

で、本人としては、結果をみて、

「これだけやればこれだけできるんだ」

という手ごたえをつかめていた様子。

勉強自体は、自分から取り組んでいたので、

そこは本当に偉いなと思ってみていました。

 

 

 

で、驚いたのが、つい先日。

「今度の英語の範囲、確認した?

一緒に確認する?」と聞いたら、

 

「あのさ、もう、これからは

全部自分でやってみようと思う。

結果が悪かったら自分のせいだし、

そうしたら、自分でどうしたらいいか考えるから」

とのこと!!!

 

 

私、衝撃で。

でも、うれしくて。

でも、息子は、こんなこと言ったら私が気を悪くするんじゃないかと

心配までしていてくれたそうで。

 

 

ああ、息子は、自立しようとしているのだ。

それが、ただただうれしくて、感動的で、

誇らしくて、今までの子育て間違っていなかったなとか、

そんなことを思ってしまいました。

 

その場では、

「わかったよ、

そんな風に言ってくれてすっごくうれしかったから、

あとは見守るね、ありがとう」

と答えましたが、あとで一人、感動して泣きました。

 

 

 

そんなことぐらいで感動して泣く?

と思われるかもしれませんが、

私の人生の三分の一(長男が生まれてから13年間)は、

「この子は大丈夫なんだろうか」

「この子は私がいなくても生きていけるんだろうか」

という不安と付き合ってきた13年間だったのです。

 

 

ただただ幼くて、

それゆえの数々の失敗と、困難の連続で、

それだからこその中学受験という選択をして、

それを乗り越えてきたのですから。

 

 

だから、

「ああ、この子には、基本的には私は必要ないのかな。

私達親は、ご飯と住むところを与えてあげて、

あとは成人するまで見守ったり励ましてあげばいいんだな」

と思える安心感は、何物にも代えがたい喜びなのです。

 

 

なんて言ってるそばから、

忘れ物を3日に1回は延々探している息子( ̄▽ ̄;)

 

 

 まあ、人間、急には変わらないですものね。

 

 

とはいえ、

親をやっててよかったと思える瞬間をかみしめた一件でした。

ADHDの子でも、必ず、必ず成長する。

どうぞ、これだけは信じてあげて

ほしいです。