ADHDグレーゾーン息子ママの、中学受験全合格体験記!!

ADHDグレーゾーンの息子だけど、なんとしても中学受験を成功させたい!と猛奮闘、2019年度の中学受験で、首都圏の有名中学7校全て(立教新座、明大中野、明大八王子、開智、芝浦工大柏、専修大松戸、獨協埼玉)の合格を果たした成功体験記!わからないことは即調査!為せば成る!思い立ったら即行動!を合言葉に、鼻息荒いママバオー母と心優しい息子の二人三脚の道のり、その秘訣と秘密の全てをお教えします!日能研の役立ち情報も目一杯載せてくよ!

ADHDグレー長男、中学校3年生の今 ~中学校1年生スタートダッシュの重要性~

ADHDグレーであった長男も、

とうとう中学校三年生になりました。

 

 

あれだけいろいろな問題を抱えていた長男は、

今どうなっているか?

 

 

おかがさまで、第一志望校にて、学校生活を大変楽しんでいます。

勉強に部活に、友達関係も良好の様子。

声変わりもし、身長も私を超えました。

 

 

そして、肝心の学校での成績は、超優秀でございます。

上位10~20%には入る成績を常時とっており、

なんの問題もありません。

学校の宿題も復習も、言われずとも黙々とこなしております。

 

 

本当に、すごいことです。

あれだけ「やらされていた」息子が、

今や「自分からやる」人に成長しているのです。

 

 

 

中学生になったから突然人間が変わるはずはないと、

実は、中学1年の2学期くらいまでは定期テストの勉強も

私が多少みてあげてました。

勉強の内容を教えるというよりは、舵取りのアドバイスをしてました。

 

 

つまり、学校の課題やテスト範囲を見比べながら、

やり残しはないか、どういうところを勉強すればいいのか、

的な指南をしていました。

 

 

 

まあそれも、せっかく高望みをせず身分相応と選んだ学校に

入学したというのに、

スタートダッシュに乗り遅れてほしくないという願いが

あってのことなのですが、

それは、今思うとやってあげて本当によかったなと思ってます。

 

 

やはりADHDグレーらしく、

●試験範囲のページ数を適当にしか確認していない

●試験範囲の問題集の、そもそも〇付けが間違っている

のを多々発見しまして、そこを指摘して修正。

スタートダッシュから結構良い成績をとることができました。

そうしたら、そこからは、案外人は波に乗るものです。

 

 

 

働きアリの法則」をご存じですか?

働きアリは、どんな状況になっても、

「2割はよく働き、6割は普通に働き、2割は怠ける」。

こんな法則があるそうです。

そして、これは人間にも当てはまる法則。

集団で行動を起こすときにほぼ必ず起きる現象なのだそうです。

 

 

 

私達夫婦は、そもそも、ADHDグレーがゆえに、

人に怒られたり注意されることの多い息子が、

いかに自分に自信をもって生きていくか、

自分で頑張ろうという気持ちをもって生きて行ってくれるかを目標に

子育てしてきたわけです。

よって、志望校選びも、「より高みを目指す」のではなく、

「身分相応の学校で、常に上位を目指す、

つまり『俺ってできる人間なんだ』と思える位置にいられる」

ことを主眼においていました。

 

 

そう思える学校と、息子が志望した学校が同一だったのは

ラッキーの極みですが、

そんな動機で選んだ学校で「怠ける2割」の位置をとっては

何の意味もありません。

 

 

 

そこで、中学校のスタートダッシュから

「できる2割」に位置させてしまうことは、

今思っても、大変やってよかったと思うことです。

受験のやり残しだと思ってしばし勉強に付き合いましたが、

そのおかげで、今は完全フリー、

完全に親の手を離れております。

 

 

 

 

だって、「できる」人になったら、人は、

「そこに留まりたい」と思うのですよ。

で、「できない」人でスタートしてしまったら、

そこから「できる人」になるのには、

倍の努力と時間がかかる。

そこで結果、「どうせできない」

とあきらめる人になっちゃうのです。

 

 

 

保護者会で、

「一定数の子は、成績をあきらめているのか、

なにをどう指導しても成績があがりません、

このままでは進学も難しい」

なんて話を、ほぼ毎回聞きます。

 

 

 

そのたびに、

「こんな優秀な学校に合格した子なのだから、

もともと頭が悪い子なはずがない。

きっと入学して油断してしまったのだな、

もったいない。。。」

と、胸が痛くなります。

そして、苦労して入学させたであろう親御さんの気持ちを

思うといたたまれない気持ちになります。

 

 

 

息子の場合は、中学1年生後半のある日、

「もう勉強みてくれなくていいよ。

自分の成績には自分で責任をもってみる」

と宣言してくれた時に、

私の使命はほぼほぼ終わったわけです。

 

 

息子の、いわゆる、「やる気スイッチ」が入ったわけですから、

あとは見守るだけ。

最高です。

最高の安心感です。

あとは、この調子で、勉強だけでなく、

どんなことにも挑戦してみてね、

お金は出すよ、の気持ちでおります。

 

 

テスト前には、まあ結構ストイックに勉強しています。

「不安だなあ」とつぶやきながら。

時に成績も下降線をたどる時がありましたが、

本人は「落ちこぼれたくない」という意識がしっかり根付いており、

上位をキープする快感も知っている様子。

 

 

受験がおわり、無事入学されてほっとしてるご家庭に

水をさすようですが、

中学校に入学したからといって、

子供は急に子供じゃなくなるわけではありません。

子供は、「さぼるもの」「怠けるもの」です、基本。

 

 

 

ガラッと変わる中学校の勉強の最初の指南は、

どうぞ、親御さん、最初だけでいいので

付き合ってみてあげてくださいね。

大丈夫、1年生の1学期はまだ勉強もさほど難しくないから、

親御さんでも十分みてあげられますよ。

一番大事なのは、試験範囲をちゃんと勉強しているかの確認を

してあげるだけだから、さほど難しいことでもないはずです。

だって、受験とちがって試験範囲が決まってるんですから、

めっちゃ楽笑!!

 

 

そして、スタートダッシュで良い成績をとらせて、

良い気分にさせちゃってください。

後が、相当楽になりますから。

そして、必ず、男の子は、自然にスイッチが入ります。

我が家の経験から、そんなことを思いました。